サイン計画入門

「サイン」は目印、表示、標識などを意味しており、人が行動するために必要なさまざまな情報を伝えるものです。

街をわかりやすく案内し、街や文化に対する理解を深め、すべての人が自在に活動できるようなまちづくりのために、サインは大きな役割を担っています。

また、提供すべき情報が増えていく状況の中で、乱立による景観の阻害を防ぎ、良好な環境を形成するという役割もサインには求められています。

サインを作るにあたって基本的な、下の8つの要素を図示しました。どうぞご参考になさってください。

概要

1.整備の手順

サインの企画から始まり、計画・設計・制作・施行・管理までの工程を順序だてて図で示しています。

2.3つの基本型システム

設置する場所の都市構造や地域の特性、整備の目的や事業の規模などにより、サインのあり方はさまざまです。一元的にシステムを決めることは難しく、いくつかの側面(誰に →『利用者』の基本型、どこに→『配置』の基本型、どのように→『情報形態』の基本型)からとらえる必要があります。

3.役割と情報要素

サインの情報要素は「案内」「誘導」「記名」「解説」「注意」の5つに大別できます。これらの情報要素を設置場所の状況に応じて、単独で、あるいは組み合せて配置していきます。

4.案内・誘導の役割

案内・誘導サインは、利用者の行動起点や主要分岐点を中心に、目的地点までの導線上に連続して設置されることで、有効に機能します。PDFでは、目的地点が明確な場合・散策などの場合を例に図で示しています。

5.本体デザインのポイント

サインは、単体では比較的小規模ですが、一定の領域にわたって展開される場合、そのあり方が景観に大きな影響を与えます。PDFでは、複数のサインの関係・周囲との調和・乱立を防ぐ工夫について図で示しています。

6.表示デザインのポイント

サインの表示は、わかりやすく効果的に情報を表現することが第一の条件です。文字や図形情報の序列、情報相互の関連性などを的確に組み立て、整理することが重要です。

7.ピクトグラムの標準化

ピクトグラムは、国際的に通用する情報伝達手段として多用されています。交通エコロジー・モビリティー財団発行の「標準案内用図ガイドライン」などによる標準化がすすめられています。

8.地図の表現を決めるには

広域、公園全体・部分、施設周辺などの案内図において、さまざまな地図表現が可能です。地図ランクを参考のうえ、ご相談ください。