« オランダ植物点描(12)-Plant Scenes in Holland | メイン | オランダ植物点描(14)-Plant Scenes in Holland »
2007年09月29日
オランダ植物点描(13)-Plant Scenes in Holland
NPO法人栽培植物分類名称研究所理事長 大場秀章
13.入学日まぢかな大学町
ライデン市民のヴァケーションは終ったといってよい。先週には小学校が始まり、今週(8月28日)からは高等学校や大学が始まる。入学式のシーズンになる。泊っているホテルは大学本部のそばでもあるから、入学式に参加するためだろうか、あるいは両親や孫の入学の機会にライデンを訪れたのだろうか、それらしい様子の宿泊客が多い。最近は在学生による催しも多い。日曜日の今日は数百メートルもの長い白い布地を右手に掲げた大勢の学生がブラームスの大学祝典序曲にも使用された学生歌を口にしながら行進していった。
大学とは直接関係はないが、10月3日はライデン最大の祭りがある。これはスペイン軍に包囲されつつも篭城した市民が、大きな魚を掲げてスペイン軍に見せると、数か月も篭城を続けてもまだこんなに豊かに食べ物があるのかと誤認し、篭城を解いて市内から出て行った日を記念したものだそうだ。つまりライデン解放の記念日である。ネーデルランドと呼ばれたオランダは15世紀後半から長いことハプスブルブ家の支配下にあった。16世紀のカール5世の時代はブリュッセルに国家の中枢が置かれ、繁栄したが、カール5世が王位を退くと、息子で兄のフェリペ2世と弟のフェルディナント1世の間で領地が分割され、ネーデルランド(今日のオランダ、ベルギー、ルクセンブルクも含む)はフェリペ2世のスペイン王国の支配下に置かれたのである。[2006年8月29日 ライデンにて →全文はこちら]
*本稿の無断転載・引用はご遠慮ください。
投稿者 CULTA : 2007年09月29日 10:36