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2007年09月29日

オランダ植物点描(15)-Plant Scenes in Holland

NPO法人栽培植物分類名称研究所理事長 大場秀章

ベルモンテ樹木園~ウイベ・カイテルト~サクラ~
ヤマザクラ~ナラ~Quercus robur~ライムギ

15.ベルモンテ樹木園
 8月28日にライデンから電車でユトレヒトを経由してワーヘニンヘン(Wageningen)に出かけた。目的は彼地に所在する農業大学を訪問、特に付属の樹木園を見学することだった。ドイツ国境にも近いワーヘニンヘンは第二次世界大戦では大きな被害を受けた。建物も多くは破壊されたり、接収の憂き目にあった。現在、ベルモンテ樹木園(Arboretum Belmonte)になっているのは、かつてスイス系貴族Constant Rebecqueの屋敷があったところで、戦争中は接収され指令本部になっていたそうだ。古い樹木はあまり見られず主体になっているのは1950年代に植樹されたと思われるものが多い。ちょうどバラ科の木本を中心に植栽がなされている一角を見てまわったが、日本や中国原産の樹種も数多く、そのコレクションの充実ぶりには驚いた。
 最も若い植樹は京都造形芸術大学でも教鞭をとるサクラの園芸品種の研究家ウイベ・カイテルト(Wybe Kuitert)さんの収集した日本のサクラの園芸品種である。多くはいわゆるサトザクラにまとめられる園芸品種だが、ヤマザクラ系、オオシマザクラ系、オオヤマザクラ系の3系に属するものが多かった。他の系のものはさほどではないが、京都を中心に収集したそうである。彼はアメリカ合衆国のティンバー・プレスから1999年にサクラの本『Japanese flowering cherries』(日本のサクラ)を出版しているサクラの研究家でもあり、今日は実物を見ながら彼からサクラの話を聞くのを楽しみにしてきた。[2006年8月31日 ライデンにて →全文はこちら

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投稿者 CULTA : 2007年09月29日 10:41

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