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2007年09月29日

オランダ植物点描(16)-Plant Scenes in Holland

NPO法人栽培植物分類名称研究所理事長 大場秀章

林地園芸~サージェント~シュナイダー~ケーネ~
フォレスト~キングドン・ウォード~メコノプシス~テイラー~
国際樹木学会~リンネ学会~国際多肉植物学会

16.林地園芸
話は変るが、今でもヨーロッパでは重要な園芸のひとつに林地園芸がある。これは森林形式の造園で、多くは多数の針葉樹や落葉広葉樹を森林のように植え、樹下に様々な草本を植え込む庭園といえる。もともと園芸は裕福層から広まった歴史をもつため、広大な敷地を利用しての植え込みに苦労した。フランス式の造形庭園も流行ったが、後に林地園芸がブームになり広まったのだ。林地園芸の隆盛とともに樹木の研究も盛んになり樹木学が発展した。樹木学は林業樹木の研究というよりは林地園芸に適した樹木の研究が中心にあったことは日本ではあまり知られていない。今でもヨーロッパに残る樹木学会は林業樹木の研究とは別の対象を主体にしたもので、その会員やスポンサーには広大な敷地をもつ裕福層の人々が多い。東アジアの樹木の分類学研究で功績を残したアメリカ合衆国のサージェント(Charles Sprague Sargent)やオーストリアのシュナイダー(Camillo Karl Schneider)、サクラを研究したケーネ(Bernhard Adalbert Emil Koehne)など、19世紀後半から20世紀前半に多数の樹木学者が輩出したのもその隆盛と無関係ではない。イギリスやアメリカ合衆国などでは林地園芸を対象として雑誌も登場した。[2006年8月31日 ライデンにて →全文はこちら

*本稿の無断転載・引用はご遠慮ください。

投稿者 CULTA : 2007年09月29日 10:46

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