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2007年09月29日
オランダ植物点描(9)-Plant Scenes in Holland
NPO法人栽培植物分類名称研究所理事長 大場秀章
ナラ~Quercus robur
09.ナラ
7月の猛暑が過ぎてからというもの、実によく雨が降る。しかしそれは降ったり止んだりで、多くは5時頃には上がるので9時過ぎの日没までは空気も乾いて爽やかさが戻ってくる。8月に入って気温も急に下がった感じがする。セイヨウトチノキの果実が日々膨らみを増しており秋の気配を感じるようになった。
街路樹が少ないライデンだが、公共住宅地や大きな会社の周囲に造られた緑地には数々の木が植えられ、それがちょっとした叢林の感を与える。そうした緑地のいくつかでナラが植えられているのを知った。多くはQuercus roburである。葉は楕円形あるいは長楕円形で、羽状に中裂し、左右で対にはならない位置に大きめの裂片がある。このナラはイギリスでのナラ林の主要樹種で、かつては地際で一度伐採した後に現れる萌芽枝を利用した萌芽林が広くみられたらしい。それはちょうど日本でもかつて各地にみたコナラを主体とした雑木林に類するものであり、暖炉用の薪や農地や園地への堆肥作りに利用されてきた点も類似していよう。イギリスでオークoakといえば普通はこの木をいった。日本でのコナラのようにどこにでもあるが、Quercus roburもコナラも都市の緑地では滅多にみかけないところも共通している。[2006年8月29日 ライデンにて →全文はこちら]
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投稿者 CULTA : 2007年09月29日 10:17