生物のうち、極めて広範な植物ワールドを中心にデータベース化しています。
▲ ライブラリ 世界の植物図譜より モクレン科植物の一部
モクレンとハクモクレンって違うの?
植物の和名や別名からは、しばしば混乱が生じます。
国内外の人たちへ日本の自然史情報を正確に伝えることが私たちのミッション。
創業当初から学名を基準としたデータベースを構築し、さまざまな環境教育メディアや自然解説システムへ活用・ 公開しています。
生きとし生けるもの(生物)の名前は、すべて国際命名規約に基づく国際標準の学名(Scientific Name:ラテン語表記)で命名されます。
子どもたちがよく知る恐竜ティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)も学名。
「世界共通の名称」なので、全世界で通用します。
この学名以外には2種類の名称があります。
さらなる国際化に向けて、サインやラベルの生物名表記の多言語化は不可欠です。
どの国の人でもわかる学名を基準に、上記名称を適切に対応させ、正確に表記することが必要です。
それには基本種と栽培植物の国際命名規約と最新分類の理解を前提とする高度な専門編集技術が必須となります。
は創業から社内に植物情報研究所・植物資料編纂所を設置、現在の植物名称研究所がそのデータベースと編集技術を引き継いでいます。
国際ルールで体系化された学名データベースに基づくリファレンスブックをはじめ、国際標準の植物分類・命名規約の基準本や事典、図鑑・モノグラフ・博物誌など71の専門書を編集出版しています。
は国内最大のWeb植物辞典。
「QRラベル™」と連携し、植物写真と世界の植物図譜12万件・植物情報約3万件・名称情報11万件を無料公開しています。
は花好き2万人が集うSNS。日々花の名前を教えあい、季節の花情報を交換しあう無料サイトです。
蓄積している植物や生きものの図版は約28万点。文献・古典籍約22万冊。
植物写真は分類順に整理し、約9万点を貸出しています。
また、博物学資料として、日本で初めて地図化し公開している「ハーディネスゾーン」(日本の露地栽培可能区分・15区)、日本初出の82万件余の地図地名データなども保有しています。
─ 編纂:植物名称研究所 (IPNJ:The Institute for Plant Names Japan) ─
ができること それは、Infomation & Interpretation(生きものがもっている情報をヒトがわかる言葉で解説・通訳すること)。
さまざまなネイチャーコンテンツをもとに、自然環境教育とまちづくりをお手伝いしています。
ライブラリの総コレクション数は約28万点。
ここでは、植物名称研究所(IPNJ)が編纂するコンテンツの数々をみなさまへご紹介します。
わが国唯一、植物名称を核(コア)に生きもの情報に特化して体系的にコンテンツを編纂し、さまざまな情報メディアへ展開する専門編集機関。
国際標準の学名を基準に国際植物/栽培植物命名規約と最新の分類体系に準じたデータベースとして整理・更新しながら、サイン・ラベル・・Webアプリ・書籍などへ展開しています。植物調査や自然解説サイン・植物名ラベルの企画や内容監修も行います。