サクラ図譜

25,715円

川崎哲也 画 / 大場秀章 編 / 石川美枝子 寄稿
推薦:公益財団法人 日本花の会、日本植物画倶楽部
第一級のサクラ研究家・植物画家として活躍した川崎哲也(1929-2002)が遺した未発表の画作(89点)。
牧野富太郎博士に師事した腕前の、正確な彩色画と詳細を極める解剖図解(サイエンティフィック・イラストレーション)はサクラ研究の貴重な資料。
◇主な収載図
カンヒザクラ/請願桜/二度桜/枝垂山桜/オオヤマザクラ/クチナシザクラ/オオシマザクラ/ウスガサネオオシマ/上匂/駿河台匂/熊谷桜/星桜/蒲桜/カワサキザクラ[新名]/冬桜/真鶴桜
[サトザクラ系栽培品種]
市原虎の尾/不断桜/妹背/関山/梅護寺数珠掛桜/苔清水/一葉/松月/菊桜/御車返し/御衣黄/鬱金/有明/白妙/江戸/船戸山/麒麟/朱雀/鬼無稚児桜
◇本書の内容
  • ・植物画41種90点
  • ・著者年譜
  • ・業績一覧
  • ・新名リスト
  • ・未出版植物解説(原画に残る「川崎メモ*」を添えて)
    *名前、学名または栽培品種名、描画枠外や画面内の書込み等、描画標本採集日附、同採集場所等
  • ・寄稿:川崎哲也先生とサクラ(石川美枝子)
  • ・編者解説:川崎哲也とサクラ研究
    川崎哲也先生の思い出(編者)
  • ・植物名索引
B4判 / 上製 / 224頁 / 少部数出版
▼ページ見本
本書の目的は未発表のまま残された川崎の描画を公表することにある

川崎のサクラ研究を特徴づけているのは、多数残された図解にみる詳細かつ緻密な描画である。残された図解には未完成の断片的なものも含まれるが、完成図と考えられる作品についていうなら、それらは研究のための単なるキーポイントの図解ではなく、全形図をともなう、そのひとつひとつがボタニカルアートとしての賞賛に耐える見事な作品となっていることだ。
 サクラに限らず、植物の観察で重要なこととして、まずはできるだけすべてを正確に観ることであり、次の要点は観察結果を分析・考察することである。特徴を明らかにすることもそれに加わる。このことは簡単なようでいて実際は容易ではない。
 川崎のサクラ研究の基底をなす特質は上記の2つ、すなわち精密な描画、高い精度での多数の形質での属性記載、によって培われたものといえる。このような楽器演奏の訓練にも似た緻密な積み重ねなくしては、野生種ばかりか一層分類がむずかしい栽培品種をも同定することは不可能であっただろう。
 図解に長じていたことは、川崎のサクラ研究に他の研究者にはみられぬ特色をもたらしたといってよい。図解こそは他の追従を許さない'川崎サクラ学'の核心部分であり、まさにこの点を明らかにすることが本書を出版することの意義でもある。
編 者/大 場 秀 章
東京大学名誉教授
◇ 川崎哲也(1929-2002)
名古屋生れ。
教育者として学生の指導にあたる一方、植物学者牧野富太郎、サクラ品種収集家佐野藤右衛門の教えを受け、生涯を教職とサクラの研究に捧げながら、牧野博士譲りの植物画家として、正確精緻な植物画や図解を残した。


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この商品は2010年03月11日(木)に登録されました。

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