シダ植物、裸子植物、被子植物からなる高等植物(維管束植物)を分類体系の順序に従って配列したのが本書である。 本書が採用した分類体系は、現在の植物分類学の水準を最もよく反映していると考えられるマバリー(D. J. Mabberley、2008年)のものである。この体系はクビツキー(K. Kubitzki、1990年-)を基礎に、分子系統学の立場から提案された見解(APG、2003年)を勘案して構築されたものである。ただし、この分類体系は、日本で普及してきたエングラー(H. G. A. Engler)の分類体系とかなりの相違点がある。 そのため、利用の便を図る目的で、エングラーの分類体系での科名をカッコ内に示しておいた。また、エングラーの体系ととくに大きな変更が行われた科については、これを一覧として示し、若干の解説を加えた。さらに、分類体系への理解を深める目的で分類体系の考え方と体系の歴史的変遷を解説した。 本書を通じて植物の分類上の位置への理解が深まり、研究や教育、社会生活に役立つことができれば幸いである。 NPO法人栽培植物分類名称研究所理事長 大場秀章
NPO法人栽培植物分類名称研究所理事長 大場秀章
この商品は2009年02月10日(火)に登録されました。