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第一章 花の不思議

第一六話 香りのはなし

花香の存在感

香りはさまざま
たとえば熱帯に咲くラフレシアの花とジンチョウゲの香り


花の香りは見えないこともあって、素朴な子どもの質問にも答えるとなるとむずかしい。例えば、ジンチョウゲはどうしていい香りがするの? モクセイの香りが遠くまで届くのはなぜ? などがそれだ。香りとにおいとは違うのだろうか? まずは言葉の面から始めてみよう。

香りというと何かよい方にとりがちだし、嗅覚的でもある。一方、においの方は気分的なものであろうが、悪い方にも使うことがあるし、昔から視覚的な表現として使われてきた。ひどく悪いにおいは臭いという字を当てる。熱帯のラフレシアの花は臭い花にはいる。

リンネ(スウェーデンの植物学者、植物学の創始者)はにおいを次の7つに分類している。①ユリ、バラの花香 ②ゲッケイジュやカーネーションの香り ③ゼラニュームの香り ④ネギやニンニクのにおい ⑤腐臭 ⑥悪臭 ⑦尿臭の七つ。このことからいうと花のにおいということは香りだということが分かる。

いいにおいというのは、エーテル、バルサム香。悪いにおいは二酸化エチル、アニリン、ビリジン、スカトール臭など。

ジンチョウゲの香りは、沈香と丁字を合わせた香りとされている。沈香というのは同じジンチョウゲ科の熱帯産の常緑木の樹脂の香りを指し、加羅ともいわれる世界的にも有名な高価な香料だ。一方、丁字の方はフトモモ科フトモモ属の熱帯、亜熱帯の木で若い花からとれる香料が抜群にすばらしいものだ。この二つを合わせたのに似ているというのだからジンチョウゲはたいしたものである。

においの感覚は、香り物質が空気中に発散し、鼻から吸われて、嗅神経を刺激して引き起こされるものだ。ちなみに人間が感じるギリギリの香りの濃度は0.05~0.1PPb(1PPbは10億分の1)という。

昔の人は、このすばらしい香りをうまく分けて表現しているから面白い。茶の香り、果実の香り、香の香り、甘味ある香り、薬っぽい香り、フェノール様の香りなどだ。

昔から、バラは香りのよい花として、多くの人々に愛されてきた。コンテストでも、色彩、花の形以上に香りが重要視されている。バラは半開きのときの花が、もっとも多量の香り物質を空中に発散する。

バラの香りで心洗われる話をご紹介しよう。

大阪に在住のある主婦は盲目ながらも花好きで、バラを作ってみたいと挑戦した。ようやく咲いた花は香りが少ない品種のため、刺や葉、花の形は分かってもうれしいという実感がなかったという。この話を聞いた筆者の仲間で、バラ育種家の鈴木省三さんが数本の苗木をプレゼントした。品種は香りの強い〈芳純〉。うまく花を咲かせたこの主婦は、すばらしい香りを身体いっぱいに吸い込んで、ああ、これがバラの花だと感激したという。それだけではない、葉、枝、木の高さ、幅など生長ぶりを毎日のように、手でさわって〝観察〟していたというのである。心眼というのはこのことをいうのではなかろうか。

花木、草花――ライラック、ニオイザクラ、クチナシ、マグノリア、ニオイスミレ、ラベンダー、ヘリオトロープなどに深い関心を示して欲しい。立ち止まって香りをかいで欲しいと思うのである。

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