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山野草とミニ盆栽 夏号 紹介記事

植物分類表

以下は、雑誌『山野草とミニ盆栽』2010年夏号(vol.81)に載った『植物分類表』編著者大場先生への編集部によるインタビュー記事です。対談は四ページのうち一ページを、『植物分類表』よりの 参考資料 (一覧表) はそのままを紹介しました。
詳しくは『山野草とミニ盆栽』誌と『植物分類表』をご覧ください。

記事画像
2010年8月 山野草とミニ盆栽 夏号

「特別企画 植物分類最新事情」

DNA分析による新分類法が提唱されてから四半世紀、昨年ついに日本語で読める新分類法の書籍が発行され、注目を集めている。植物分類の権威でありこの本の編著者でもある大場秀章先生に、分類の最新事情を伺った。全植物関係者必読企画。

企画協力: 森 弦一・森 和男
インタビュー: 平成22年7月9日


本日はよろしくお願いします。さて、この本「植物分類表」の編著者が大場先生ということですが、この本の出版までの流れを教えてください。

生物の分類って色々な方法があって、例えばリンネみたいに最初から雄しべに注目して範囲を絞ってやる方法もあれば、すべてのパーツで似たものを集めていくという方法もあるわけですね。だけど生物って、とにかくダーウィン以降の考えなんですけど、植物も動物も元を辿ってどんどん遡っていけば一つの生物に辿り着くわけですよ。そこからどのような進化の仕方をしてきたか、どんな道筋に沿って進化したかで分類するのが生物の分類として最もふさわしい、というかそれ以外はありえないという考え方が主流になってきました。だからそういう分類をやろうとなったんですけど、じゃあどうやってやるかというと方法がなかったんですね。手段がない。残念だけど分析せきないね、という状況で。それが初めて1980年代の後半になって「DNAが使えるぞ」と、直接使って、歴史的な関係のことを系統関係というんですけど、それを調べることが可能になったんですね。で、ボツボツとその種の研究が出てたんですけども、この動きは分類学のみにとどまらなかった。例えばDNA分析でやっていけば薬がつくれたりするじゃないですか。いろんな分野でDNAの情報は大事だし、そごい勢いで分析が進んだんですね。だから1993年くらいにはおよそ植物の全般が分かるくらいに分析が進んで、大まかな系統関係が掌握されるようになったんですね。

それはそれぞれの植物の進化の仕方がある程度分かってきたということなんですか。

そうです。系統関係に沿って分類すべきというのはそれ以前から言われてたんだけど、1980年代半ばからようやく始まって、1993年だから十年もしないうちにそんなところまで至ったんです。分類学のみならず多くの研究者が分析をした結果、すごい勢いで系統関係が明らかになってきました。DNAを使う研究が始まる前は、植物の分類学の研究って、日本でもあの人とあの人っていうふうに教えられるくらい少数で、それは世界でも一緒で、一年間に発表される論文も千にも満たないくらいのものだったのが、研究者の数ももうほとんど十倍以上になったし、論文の数も一万近くになって、だからスピードが全然違うんですね。あれよあれよという間にどんどん分析が進んでいって。

そこで分析の結果描かれた系統樹を反映した形の分類をつくろうという動きが起こって、APGという。被子植物の系統分類研究者グループとでも言いましょうかね。多くの分類学者が共同してDNAの分析結果に基づいた分類体系をつくりましょうということで、新たなグループが組織されました。

それはどこの国のグループなんですか。

いろんな国です。世界中の百人以上の学者が、私も後に関係しましたけれでも、いろんな国の人が議論をしながら最初にAPGIという論文を発表しょたのが1993年なんです。で、実際のところAPGIはちょっといろんな点で問題があったので、それに対してはネガティブな意見の人が多くて、センセーショナルではあったけど現実味がないという評価だったんですけど、その後2002年に出されたAPGⅡになると、かなり体系としての形も整ってきて、多くの支持を集めることになったんです。

さらにもう一つ、それに基づいてマバリーという学者が書いた本が2008年に出版されて、ケンブリッジ大学出版となっているんですけど、それがまた世界的に影響を与えた。分子系統による分類体系というのは世界の趨勢だというふうになってきたんですね。マバリーとAPGⅡの間には少し違いはあるんですが、それでも今までと全く違う分類体系ができて、世界で、特にヨーロッパでは多くの学者が採用するまでになったんです。だから本当に、1985年くらいに始まったとすれば、二十年くらいの間に急速に事態が動いたことになります。

ほんの二十年足らずで今までの常識がゴロッと変わるというのはすごいですね。

ところが日本ではちょと事情が違って、もちろんDNAを用いて系統を研究する人がいないわけではなかったんですが、その人たちは現実の仕事、研究と論文を書く仕事が忙しいから、自分が分析しているものに関しては書くけども、全部をまとめて本を書く時間的なゆとりがないと、もちろん世界中でそういう議論になってるのは知ってるけど自分た…

(以下略)


大場秀章(オオバ ヒデアキ)

1943年東京生れ。東京大学名誉教授。日本植物分類学会・国際植物分類学会会員、リンネ学会(ロンドン)フェロー、特定非営利活動法人栽培植物分類名称研究所(CULTA)理事長他。理学博士。
専門: 植物分類学、植物文化史。
研究対象: ベンケイソウ科、バラ科、高山・乾燥地など極限環境に暮す植物の生態、植物分類学史等。

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