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第六章 植物生理の不思議

第八七話 日照のはなし

人工照明で昼を長くする

冬に売られているキクは「電照ギク」


 太陽から地球に降りそそぐ自然光を日照といい、この光のエネルギーを使って「光合成」を行い、植物が生活していることは誰でも知っていよう。そして、また光の強さ、光の質、光のあたる時間が大切なことも。

その重要な日照時間に焦点を合わせて紹介してみる。

筆者が手がけているシャコバサボテンに米粒ほどの粒が1つまたは2つ付きはじめたのが、10月中旬ごろ。その後2~3倍ほどの大きさになって、白みがかってきた。粒々は花芽で、なんとなくうれしかった。

日が短くなり、日照時間が少なくなったための現象であることは間違いない。夏至から冬至に向かって日が短くなっているのが日本での自然現象。12月になると明らかに夜より昼の方が短くなるから、誰でも気が付くが、9月ごろから毎日1分ずつ、日の出と日没とが遅れ、合わせて2分ずつ日照時間が減っていることを知って欲しい。こういう時に花が咲くのが短日植物のグループである。

シャコバサボテンがそうだし、キクの仲間が代表格。ポインセチアやコスモスなども挙げられる。短日植物は日が長いと花が咲かない。よくある質問に、ポインセチアの葉(苞葉)が赤くならない、というのがある。チッ素分の栄養が効きすぎて、葉が茂りすぎるというのも1つの原因だが、花の咲く8、9月のシーズンに、一晩中電灯照明の下にさらしたためというのが大きな要因だ。

ポインセチアは地味な花だが、花が咲かない限り、絶対に葉は赤くならない。

だから、9~10月、毎日夕方5時にダンボールの箱をかぶせて暗くしてやり、翌朝8時に取り外す。これを2~3週間続けると、短日を感じて花が咲く。つまり、昼間の日照時間を9時間、夜を15時間にしてやることだ。反対、というか逆の利用の仕方もある。今咲いているキクも少し早めに電灯照明で長日状態(短日と反対)にしてやると、花芽を付けないで生長する。そして必要な時に短日してやると花が咲くということだ。冬中、花屋にあるキクは「電照ギク」としてごく一般化しているが、この技術の応用である。

長日で花が咲くグループは長日植物という。秋まきの一~二年草草花や野菜、球根の多くの種類がこれに入る。チューリップ、サイネリア、キンセンカ、ホウレンソウなど。ところが、日照時間に左右されないで、ある程度生長すると咲くナツギク、オシロイバナのようなものもあり、日長中性植物と呼んでいる。

花が咲くということは、温度とか、C/N率(根からの水やチッ素化合物=Nと、葉で同化された炭水化物=Cとの割合。Cの割合が高いと花がよく付く)という別の大きな条件があるが、昼と夜の日照のリズムを感じて機能する植物の神秘さに不思議な魅力を感じると思う。

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