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トップインタビュー 緑に名前をつけよう運動展開


1977年5月20日 日本造園タイムス

〝緑に名前をつけよう運動〟を展開して植物との対話の場をつくり、日本でもアーボリータムの制度をつくっていかなければならないと強調する(株)アボック社の毛藤圀彦社長は植物を愛し、緑を守るために情熱を燃やす青年紳士。そこで緑に対する同社長の執念と考え方を聞いてみた。

―緑に名前をつけよう運動を展開されていると聞きましたが。

社長 わが国は外国とちがって世界でも、もっとも緑に恵まれた国なんですねネ。しかし恵まれ過ぎるということが必らずしもいいことであるとはいいきれません。むしろ緑の恩恵を受けすぎて、その大切さを忘れてしまっている。無断で野山の木や草花を手折ったり天然樹を盗んだりする人さえでている。一般の人たちの緑への意識の貧困さがそうさせるのでしょうが、一方、植物の保護保全あるいは維持管理に対する行政当局の認識の低さにも問題があると思うのです。私どもが展開している〝緑に名前をつけよう運動〟は、植物の名前を知ることによって、植物との対話の場をつくり、それぞれの植物が持つ個性を認識させるところまでもっていければと考えているのです。こうしたささやかな運動が緑を愛し、植物を大切にしようという精神まで昇華させることにつながるのではないかと思うのです。

―前日本造園学会々長で東大教授だった本間啓先生も同じ趣旨のことを云われていました。その折りお聞きしたのですが外国では生活に結びついた有用植物の展示を行い、これらを教材として、肌にふれた教育指導を小さいころから行っているということで、こうしたアーボリータムの制度を日本にも導入しなければならないと強調されていました。

社長 本間先生のお説の通りです。日本人は緑に恵まれた環境を持ち、その心のなかに滞在的に草木を愛する精神風土が培われている筈です。こうした滞在意識を頭在化するためには、実際に植物と肌をふれあって、注意深く観察し、保護する心を育てることが大切です。書物や植物図鑑で調べる教育だけでなく情操教育も含めて人間とかかわり合いの深い植物の実際教育を幼いころから行っていくのが本筋だと思います。〝緑に名前をつけよう運動〟は、いままで見過していたこのような分野を補っていきたいという地味な運動で緑化ブームにのって時代を先取りしようというような派手な運動でないことを認識していただきたいと思います。

―この運動は具体的に、どのように展開されているのですか。

社長 私は、もともと出版人でして緑についての専門的な知識もなければ直接に緑化関係の仕事をしたわけでもございません。しかし、昔から動物を飼ったり、植物を育てることは大好きで、植物の名前を知るために図鑑を開いて調べたりもしました。しかし机上で覚えた樹木の名前は、その場限りで記憶は、すぐに薄れてしまう。やはり日本でもアーボリータムの制度を設け、植物と直接ふれ合った教育をするような時代になるのではないか、そしてその推進に少しでも寄与できる方法はないものかと考えた末、緑に名前をつけようという地道な運動を進めることを決意したわけです。出版企画会社を経営していた私は、昭和五〇年六月二十五日にアボック社を分離独立して設立したわけです。新会社の組織は企画部、制作部、マーケティング、販売部の四部門に分け〝緑に名前をつけよう運動〟は企画部推進室が行っています。すでにご賛同いただいた有識者には北大の小島、武藤、岡田教授をはじめ岩手大の船越教授、東大名誉教授で日本植物友の会々長の本田教授、元東大教授の渡辺氏、東京農大林教授、日大の横山教授、京大四手井教授、農林省林業試験場の小林、緒方氏、日本緑化センター水上会長、大日本山林会の吉田会長、国立公園協会の千家理事長、日本自然保護協会の石神常務理事またシステムズ工学研究所の糸川所長、千葉大の沼田教授らがご協力下さっています。 こうした私たちの運動の輪は次第に広がってきています。しかし、この運動の輪を空念仏に終らせてはならないというところから実践行動の一つとして植物名の表示装置や保存樹木表示装置の制作にとりかかったのです。また毛藤勤治農学博士にご協力いただき実用新案と意匠登録を取得し、材質面で緑化環境に対応できる植物名表示装置としての表示板を製作する自信を得ました。

―社会性のある仕事といえばアボック社でゼミナールを開いていると聞きましたが…。

社長 ああ、泉塾のことですネ。もう一年七ケ月も続いているゼミですが植物の原種を求めて日本はもとより外国まで廻っておられる泉昌宏先生を迎えて毎週一回、金曜日に開いているのです。泉先生はまったく在野の方で、植物に惚れぬいた理論より事象を追求する研究熱心な先生で、ゼミにも自ら採集してきた植物を直接持ってこられ、学名、自然分布地名、その植物の性格などを教示してくださるわけです。塾生には出版編集者、グラフィックデザイナー、カメラマン、会社員など植物の好きな人が集まって対話するわけですが、先生もこの塾の仲間といった関係なのです。植物の名前を知ったり、その性格を知ったりすることは、植物学者の特権であってはいけないのです。一般の人たちがこうした会にでて緑の名前を知ることだけでも緑を大切にするという意識の向揚につながるものと思います。泉塾は職業の区別なしに同じレベルで楽しく語り、知識を身につけていこうというグループです。どなたでも入会できますから、ぜひとも参加していただきたいと思います。

―話は変りますが、アボック社製の表示装置は、材質が木製やプラスチックのものとちがって、極めて堅牢で耐候力も二十年以上を保証しているそうですネ。

社長 標示板を取りつける作業は非常に根気がいる仕事なのです。作業員の手間を少しでも省けるようなものにしたい、と考えてつくったものです。先ほどもちょっとふれましたように毛藤勤治農学博士の考案された表示装置で、耐候性は二十年以上保証しております。〝緑に名前をつけよう運動〟を展開する以前は、公園管理者も関係官公庁職員も表示板は高価なもので、こんなものをつける必要があるのだろうかというような意識が強くて、木製やプラスチックの標示板をかんたんにとりつけていましたが緑を大切にしようという盛り上りが徐々に高まってくるとともに、標示板についての重要性が認識されはじめてきたようです。例えば東京の墨田区では新規公園の植栽や街路樹のほか、既存の保存樹木についても必らずプレートをつけなければならないという条例を制定したり、ある地方公共団体ではプレートをつけるための費用を予算化したところもあります。こんご、アーポリータムの制度が実施されるようになれば、標示板についての意識もさらに改善されてくるのではないでしょうか。

―表示内容については林教授のほか斯界の諸先生にご協力を得て企画されたものとお聞きしましたが何種類位い揃えているのですか。

社長 現在、一九〇〇種類を揃えています。これだけで緑化木の殆んどはカバーできます。和名、学名はもとより、植物の性格を知るための特徴事項を記入していますので従来のプレートにはない効用が期待できると思います。私どものプレートはつけやすい、緑にマッチする、そして役に立つ製品をテーマに開発したものです。このネームプレートを通じて、植物の名前を知り、その植物の性格も知って、本当の意味で植物を愛し大切にする意識の向揚がはかられれば私どもの推進する〝緑に名前をつけよう運動〟の意義が理解されたことになるのです。


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