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第三章 葉の不思議

第三四話 気孔のはなし

呼吸と蒸散の出口

水分調整のほか、温度のコントロールもしています


植物の葉を拡大鏡でよく見ると、小さい穴がたくさんあるのが分かる。この穴を気孔という。気孔は、2つの細胞(孔辺細胞)により閉じたり開いたりし、気体の交換と水分の放出などの働きをする。開閉運動は一種の膨圧運動で、炭酸ガス濃度、光の強さ、温度、風、植物の保水量などの変化によって起きる。

気孔の大きさと数は、植物の種類によって違う。ひとつの大きさ長径0.005~0.03mm、数も一般的に1平方cm当たり300~900ぐらい。乾燥に強いベンケイソウは、1平方cm当たり葉表に3千4百個、葉裏には3千9百個ある。水辺の植物のヨシは、表裏ともその10倍以上の3万5、6千個もある。気孔が関係している身近におこる例として、シクラメンが突然しおれてしまうことがある。鉢内の水が減少して、吸水量よりも、開いた気孔からの蒸散量の方が多くなり、植物体の水分バランスが崩れて、膨圧による緊張状態が失われるからだ。また、真夏によくあることだが、鉢植えの竹が水不足に会うと、クルクルと葉が巻いてしまう。気孔からの水の蒸散を抑えようとする自衛手段だが、放置しておくとやがて枯れてしまう。急いで水をやるとしばらくして、元に戻る。もの言わぬ植物のこういう姿を、〝泣いている〟とよくいう。植物は、気孔の調節で精一杯乾燥に抵抗しているわけで、人間の愛情不足を象徴する姿でもある。生き物に対する、心遣いが問われるシーンだ。

気孔の大きな役割は、常時気体を出入りさせることだ。葉の細胞組織が行う光合成は、同化生産物質を作る巨大化学工場に匹敵する能力がある、とよく言われる。根からの水、太陽光、葉緑素、空気中の炭酸ガスなどが生産の素材で、気孔の調節開閉が大きく関係しているということを、知ってほしい。植物が炭酸ガスと交換に吐き出す酸素は、我々人間を含めた生物にとって、生きるための基本物質だ。その酸素は気孔を通じて供給される。

鉢を地面に数ヵ月も置いておくと底の穴から根が地中に入り、動かなくなることがある。乾燥に襲われた植物が、水を求めて根を深く伸ばしたためで、根毛も多くなるという。植物にとって、このような状態は不自然だ。水やりを適切にして、気孔が水分のバランスをとる手助けをしてあげたいものだ。

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