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第六章 植物生理の不思議

第七七話 薬用植物のはなし

こんなに身近にある薬草

ドクダミ(利尿)、ゲンノショウコ(下痢止)、ヨモギ(降圧剤)、
ニワトコ(腰ひざの痛み)、ユキノシタ(腫れ物)、タンポポ(解熱)


日常、見かける野生植物や庭の草木には意外に薬用となるものが多い。例えば、路傍や山野にごく普通に生えているオオバコは、葉を陰干しして煎じ、お茶代わりに飲めば健胃の効果がある。また、種子を乾かし、粉にして煎じ飲むと、せき止め、下痢止めにもなる。

草もちの材料として知られているヨモギも、新しい生の葉をかんで青汁を飲むと、血圧を下げるのに効果があると言われている。また、お灸に使うモグサの原料にもなる。さらにニワトコの葉といっしょに布袋に入れてふろの中に入れると、腰やひざの痛み、打ち身などによく効く。採取は土用のころが最適で、根ぎわから刈り取り、陰干しにするとよい。

近所の知人宅の庭には、サツキ、ツツジの低木が多いが、庭石を囲むドクダミの群生も見事だ。「毒痛み」からきている名だと言う人もいるが、毒という名のイメージとは反対に清純な白い花の群舞は美しい。一重が普通だが、八重花や葉に紅色や黄色のまだらが入った種もあり、鉢作りも楽しめる。葉を煎じて常飮すると利尿効果がある。陰干ししてトイレなどに下げておくと消臭にもなる。

そのほか、ゲンノショウコは腹痛下痢に卓効があり、小庭があれば多少の半陰地でもよく茂るので昔からの民間薬。夏に茎葉を乾燥させ一日5~7gを煎じて飮むとよい。帯紅白色の花も観賞できるから一石一鳥。フウロソウ科。

チドメグサ(セリ科)は、葉を切り傷にはるだけで血を止めるので有名。庭や路傍にふっうにあるのでとっさに怪我したときに助かる。

ユキノシタは6月ごろに咲く紅白色の花も美しいが、日陰でふえる薬草として知られている。葉を火であぶり、腫物ややけどにはると薬効がある。ウルシにかぶれたときにも有用。子供のひきつけ、百日咳などにもきく民間薬。

タンポポは「蒲公英」といい解熱、発汗、健胃などの薬草。

このように案外多くの身近な野草に薬効があり、知っているといざというときに役立つのではないだろうか。

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