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チョウセンゴシュユについて

Evodia Daniellii Hemsl.(蜜蜂の樹)

〔Evodia…ギリシャ語の匂い。 Daniellii…Dr.W.F Daniell(植物学者)が1860年に南満州、後に北京でも発見したことに因む。Hemsl.…植物学者Hemsleyの略〕


中国に原産し、旧関東州、満州、河北省、山東省、朝鮮半島の日当りのよい崖地によく生育する。

落葉高木で高さ10~15mで多くの枝を出す。雌雄異種で、葉は有柄、単羽状複葉で羽片に短柄がある。葉の下面脈上に細毛を生じ、卵~卵状長楕円形の葉に異臭があるが、成木になると無臭化する。アゲハチョウが好んで集って産卵するので、種苗時はその駆除に注意を要する。

花は散房花序で、淡い緑を帯びた小花(花弁の長さが3~4mm)を密生し、ミツバチが集まってきて、狂ったように採蜜をはじめる。一つの花序に数匹以上の蜜蜂が集まることは珍しくない。6~7年生で開花するようになる。

花蜜の分泌が良好で(雄花が雌花より蜜の分泌量が多い)蜜の色は琥珀色で、糖分率が高く味もよく一級品である。

1958年に蜜源樹の研究家であるアメリカのホワイトレー氏は“Bee Bee Tree”(ビービーツリー)と名付けた。ホワイトレー氏は朝鮮戦争の直後、植物調査団の一員として加わり、そのときにアメリカに持ち帰り、研究した結果、優秀な蜜源樹であることを確かめ、蜂が一つの花房に沢山集まることから Bee Bee Tree と名付けたものである。

日本の蜜源樹の研究家である井上氏がホワイトレー氏から、同氏の研究になる Bee Bee Tree の種子を入手したものの一部を岩手緑化研究会毛藤会長が譲りうけて、母種の育成を行ったのは1975年であった。毛籐会長は現在、雄株と雌株(早性種と晩生種)の成木を育成管理している。

今回、配布する Bee Bee Tree は上述の母樹より播種した実生苗である。

種子は卵形の黒色で2個の種子が中央部でつながって一ヶの袋果の中にできる。油精を多く含み、搾った油は“小桐油”と称し、薬用、燈用とし、満州、朝鮮半島では風到木として並木や庭園木として植栽している。

土質は余り嫌わないが、湿潤な土地を避け、日のよく当たる場所に植栽する。

日陰げではカイガラムシやシンクイムシの害をうけるおそれがある。

この木はミカン科に属する。

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