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外来の新野菜 加工、商品化へ ― 花巻の宮野目

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平成4年(1992年)12月19日 岩手日報

モロヘイヤ 粉を大幅に混入

アマランサス 漬物や健康茶に

鉄分を多く含むモロヘイヤ、アトピー性湿疹(しっしん)によく効くアマランサスなど、外来種の新しい野菜が注目されている。花巻市農協婦人部宮野目支部(畠山アツ子支部長)みやのめ農産加工グループ(会員三十七人)では、この栄養価の高い野菜を利用した食品加工に取り組み、商品化を目指している。グループでは岩手緑化研究会(毛藤勤治会長)の協力を得てこのほど盛岡市・杜陵老人福祉センターで自家農産物加工品検討会を開き、野菜の栽培方法や、モロヘイヤ大福、アマランサスまんじゅう、アマランサス茶などを試食してもらった。グループでは今後の食品加工などに利用していく。 同グループは自家農産物の有効活用、添加物の入らない安全な食品を食卓にのせたいと、活動を続けている。アマランサスは三年前、モロヘイヤは二年前から栽培している。

モロヘイヤはエジプト原産のシソ科野菜で、ホウレンソウの七倍の鉄分を含む。オクラのようにとろみがあり、葉はおひたしなどにして食べる。

グループでは長期に利用したいと乾燥保存し、ミキサーで粉末にしたものはもち粉に混ぜ、白あんを入れ大福にしている。

アマランサスは南米アンデス原産のヒユ科。直(じか)播きでも育ち、葉は野菜に実は穀物として利用できる。タンパク質、カルシウム、リン、繊維質を多量に含む。特にアトピー性湿疹に効果があるといわれ注目されている。

アマランサスの実はそのままご飯に混ぜて炊いて食べてもいい。グループではもち粉、うるち粉と一緒に混ぜ、まんじゅうにしている。「野菜とアマランサス漬け」「アマランサス健康茶」も披露された。漬物は、いったアマランサスの実、ミズの実、シソの実、細かく刻んだニンジンとゴボウを、それにしょうゆで煮たシイタケ、コンブも刻み入れ、そのしょうゆで漬け込んだもの。健康茶は、アマランサスの若い葉を摘んで十日間ほど陰干しにし、乾いたものを手でもみ、さらに干してからはさみで切り、いった実と一緒にしている。

試食した緑化研究会の会員からは▽見た目にはモロヘイヤ大福とヨモギもちとの違いが分りにくい▽くしもちにすると食べやすいのでは▽アマランサス茶は麦茶などとミックスすれば、もう少し飲みやすくなりそう―などのほか、大きさや硬さなど、さまざまな感想が出された。畠山支部長は「大福などすべて自家生産物だけを利用して作っています。商品化するに当たり、これらの意見を参考にしたい」と話していた。


[写真上:モロヘイヤ大福(上左)とアマランサス大福(上右)手前はヒマワリの種を入れたきりせんしょ]

[写真上:花巻市農協婦人部宮野目支部農産加工グループの試作品を食味しながら話し合う出席者。手にしているのはアマランサス]


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