岩手県盛岡市の有限会社藤原養蜂場(※)から、盛岡城跡公園(岩手公園)の中津川沿いにあるユリノキ並木に関する話題が届きました。
- 明治34年、東北の地で初めて養蜂業を創業した日本最古の老舗養蜂場。盛岡のユリノキから採蜜した「藤原黄金蜂蜜 ゆりの木」などを製造・販売。
盛岡城跡公園の樹木伐採をめぐる動き
2026年8月13日付の岩手日報によると、盛岡城跡公園の石垣を中津川の対岸から見渡せるようにし、公園の活性化につなげることを目的として、市民有志で構成する「石垣が見える盛岡城跡公園をつくる会」が盛岡市に要望書を提出しました。
要望書には、中津川沿いにあるユリノキの大木約30本を含む樹木の伐採などが盛り込まれています。
この記事の掲載後、岩手日報「日報論壇」(8月19日付)や「交差点」(8月21日付)をはじめ、各種メディアやSNSなどで、このユリノキ並木の保全を求める意見が見られます。
このユリノキ並木と
のつながり
当社初代会長・毛藤勤治博士(※)は、33年にわたり、ユリノキの研究・調査・採種・育苗・植樹・寄贈に取り組みました。
著書『ユリノキという木―魅せられた樹の博物誌』とその他の全国植栽調査記録によると、盛岡城跡公園内の中津川河畔にある遊歩道「ビクトリアロード」周辺のユリノキは、1967(昭和42)年、市民の憩いの場となることを願って植栽されたものと記録されています。
また、これらのユリノキは、毛藤博士自らが採種・育苗した「Aboc毛藤苗木」とされています。
※毛藤 勤治(もうとう・きんじ 1910-1999)
初代会長・農学博士。盛岡高等農林学校卒。
岩手大学工学部・農学部講師、岩手緑化研究会会長、盛岡市指定保存樹木保護委員、盛岡市環境保全等審議会委員などを歴任。
また、「蜜源植物の苗木5,000本植樹運動」「盛岡市グリーンバンクへの1,000本寄贈運動」「ユリノキAboc毛藤苗木寄贈運動」などの文化的緑化活動を通じて、自ら調査・研究・採種・育苗した実生苗11,000本余りを岩手県内外へ植樹・寄贈し、ユリノキの普及と緑化の推進に尽力。
1995(平成7)年、全国緑化推進運動功労者として内閣総理大臣表彰を受賞(当時86歳)。「宝もの」を次世代へ
寄贈運動当時に植栽されたユリノキは、現在、中津川沿いを散策する多くの市民に親しまれる、憩いの並木となっています。
地域の歴史が育む風景は、「地域らしさ」をつくる「まちの資産」であり、未来へ受け継がれる「文化」となります。
我々が受け継いだ「宝もの」を、どのように次世代へつないでいけるのか――今あらためて考えてみたいと思います。
そうは思わないか
大きな木を次の世代に残そう――と。
=休業日
土曜・日曜・祝日・GW休暇・夏季休暇・冬季休暇(年末年始)
アボック社は(一社)日本公園施設業協会の審査を経て「公園施設/遊具の安全に関する規準JPFA-SP-S:2024 」に準拠した安全な公園施設の設計・製造・販売・施工・点検・修繕を行う企業として認定されています。
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