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高さ二〇〇メートル、いまは亡き巨樹の遺影にやすらぎを覚える…

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1984年5月号 BOX

高さ二〇〇メートル、いまは亡き巨樹の遺影にやすらぎを覚える死に忘れ人間の異常(高橋義夫氏)

『森へ』ダリウス・キンゼイ写真集

田舎道をぽくぽく歩いていると、小さな鳥居があって、小径が山の麓につづいている。とくに急ぐ用事もないから、小径をたどって行くと、今度は山の中に大きな鳥居があって、石段があって、祠(ほこら)があたりするんだなあ。

しかしどうも祠の位置がはしっこにあって、なにを祭ってあるのか要領を得ないから、急に探究心が涌いて、鳥居から中心線を引いてみると、中心にイチイの巨木かなにかがあって、実はそこに神が宿るらしいことがわかって納得する。要するに祠は別荘なんだな。

巨木、老木はそれでなくとも気味が悪いが、写真集『森へ』に載っている一九世紀末のアメリカの大森林の木たるや、巨樹というか、高さが二〇〇メートルもあるそうだ。神もおそれいれ。そういう巨樹を、人間はやすやすと倒してきたわけで、二〇世紀の日本人は、複雑な気分にならざるをえない。開拓時代は過ぎたること、いまから森を守れっていうことを、森から取ってきた木を原料とする雑誌で言うのも、おかしなものだし。困ってしまう。

しかし、こうしていまは亡き巨樹の遺影を見ると、不思議なやすらぎを覚えるのだから、人間というのは異常だなあ。と、思いつつ、思考は突然現実に立ちもどり、この写真集の出版は実に快挙であるが、莫大な投資にみあうだけの巨樹の遺影を偲ぶ友がおるのか、という心配が湧く。そこで、おせっかいにも版元に問い合わせてみたら、出版以外にも植物園の樹木のラベル(説明つき)をこしらえて、実績がある会社だから、少しぐらいのことでオタオタしないらしい。

西部開拓時代の大森林、巨樹、きこり、鉄道の巨大な木橋、蒸気木挽機がつぎつぎにあらわれる、このセピア色の幻想のページを繰っていると、自分の記憶の底に、同じ風景があったような気がしてくるから、これまた不思議だなあ。もしかしたら、人間は開拓時代の巨樹と一緒に滅んでしまったのだが、うっかりして死に忘れているんじゃないだろうか。なんてことを考えたりするのも、たぶん「森へ」の影響だぞ。

買いなさいと勧められる金額じゃないから、無料で見られる方法を教えようか。『森へ』の写真家二人と、北米インディアンを撮ったカーチス、それに日系のフランク・松浦の作品展が、朝日新聞社の主催で行われる。

5月3日から8日までが、日本橋と横浜の高島屋。5月10日から15日までが、京都と大阪の高島屋。 単なるノスタルジー以上のものが発見できると思うけれど、大勢集まりすぎて、押し合いへし合い殺伐とするのも、味気ない。そういう例が、また多いからなあ。



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