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“緑を守る”姿勢

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年代不明 7月号 現代 68頁「現代の眼」

東京の、さる区立小学校の春季運動会に植物好きの父親が出かけた。校庭の片隅にコナラの木を認めて近づいたその父親は目を丸くして絶句した―「ぞうき(雑木)」なる標識がぶら下がっていたからである。

この一、二年、かつて邦家が経験したどのキャンペーンにもまして大がかりで広範囲な運動―“緑を守れ”―が起きているのにもかかわらず、というより、その運動に逆比例して、緑に対する国民の具体的な知識や興味が減少しているのは何とも皮肉な現象である。さる有名私大の教授が「泰山木」を知っているかと約三十人の学生に質問したところ、手を挙げたのは一人だけだったという信じられないような話もある。

現在行なわれているキャンペーンのほとんどが企業のイメージアップ戦略としてなされている以上、キャンペーンの数がどれほど多かろうと、我々は喜ぶべきではなかったのである。

どのキャンペーン、どの市民運動にも共通しているのは、概念的な掛け声ばかり、という点である。驚くなかれ、「樹木の名前を覚えよう」とか、「木に名札をつけよう」という具体的な呼びかけは一つもない。これ、“緑を守れ”運動が樹木を愛する心とは何の関係もない人々によってなされている何よりの証左であろう。名を知らなければ樹木を好きになれず、樹木が好きでなければ緑を守るなどという大それた真似はそもそも無理ではないか。

“緑を守ろう”運動が、いかに上すべりしているかは目で見ることができる。

東京なら東京の、もよりの公園に行ってみるがよい。まるでお義理のごとく、「イチョウ」「ソメイヨシノ」「クロマツ」などと、誰でも知っている木の何本かにだけ名札があって、みんなが知りたいと思う木にはもののみごとにない(目黒の自然教育園は別)。

いま、桐の花が美しい。ミズキも花の盛りだ。コナラ、アカガシ、クスノキ、ムクノキ、ニセアカシア、エゴノキ……公園にはみずみずしい緑があふれ、人々に名前を知ってもらうのを待ち望んでいるのに、また知りたいと熱望している人がいるのに、九九パーセントの木には名札がつけられていない。

世界でいちばん「緑」を口にする国民は、世界でいちばん「緑」を知らない国民だった……なんて洒落にもならねえや。


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