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第一章 花の不思議

第八話 合弁花・離弁花のはなし

3百年前からの花びらのグループ分け

ツバキは首ごとぽろりと落ちることで有名
しかし花びらが一枚ずつ散る散椿もあります


秋が深まると、花の色合いは一段と澄んでくるようだ。バラ、コスモス、サルビア、ダリア、キキョウ、キク、ハゲイトウなどは目を見張らせる。花に関心のなかった人でも、思わず近付いて見つめたくなるだろう。そこで、花(冠)の形にもいろいろあることを発見するかもしれない。

アサガオやキキョウの花は誰が見ても一つの花が癒合しているのが分かる。だから合弁花(冠)という。ところが、ダリアやキクはどうかと聞かれると返答に困ると思う。ダリアの舌状花、キクの筒状花をよく見ると、元のほうで一つに癒合している。双子葉植物である合弁花冠の仲間は、キク科、キキョウ科、アヤメ科、カキノキ科、シソ科、ナス科と多い。山野草で人気のホタルブクロ(蛍袋)も合弁花でキキョウ科。

いっぽう、バラはナノハナやサクラと同じように花弁と花弁が完全に分離しているから離弁花(冠)だ。同じく双子葉植物のうち離弁花冠の仲間はヤナギ科、ブナ科、イラクサ科、ナデシコ科、モクレン科、スイレン科、アケビ科、ナズナ科、バラ科、ミカン科、ツゲ科、モチノキ科、ブドウ科、アオイ科、ツバキ科、スミレ科、シュウカイドウ科と枚挙にいとまがない。例えば秋の庭などで見られるのは、バラ、シュウカイドウ、ミヤギノハギ、クレオメ(西洋フウチョウソウ)、10月ザクラなど。

花が合弁か離弁かで、大きく分類できることは、昔から西洋の学者が気付いていた。ツルヌフォール(1656~1708年)もその一人で、合弁花はキキョウなどの釣り鐘形、アサガオなどの漏斗形などと、また離弁花はナノハナなどの十字形、バラ形、ナデシコ形、ユリ形などと表現した。

ドイツの植物学者アドルフ・エングラー(1844~1930年)は離弁花の大多数は原始的な植物グループで、合弁花は進化したものとして系統づけた。現在でも牧野植物図鑑などでは、合弁花、離弁花でくくって配列している。

このように合弁、離弁には長い観察の歴史がある。しかし、自然界はそう単純ではないことも分かりつつある。例えば双子葉植物の合弁花亜綱に属するツツジ科のイソツツジ属、ホツツジ属、リョウブ科などは、実は離弁で例外の扱い。反対に離弁花亜綱のフヨウ、ムクゲは合弁だ。

そのツバキは花が首ごとぽろりと落ちるので有名だが、花弁が1枚ずつ散る種類もある。散椿という。15から20枚の赤や白の花弁がはらはらと散る姿は風情がある。合弁花、離弁花とブロック分けしてあってもさまざまな例外がある。そのあたりにも観察の面白みがある。

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