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第一章 花の不思議

第一八話 花時計のはなし

開花で知る時間

アサガオは朝、ヒルガオは昼、ユウガオは夜
花の姿で時間を知ろうとした古きよき時代がありました


一日をごく大雑把に分けると、朝、昼、晩(夜)となる。もう少し細かい表現では、明け方、夕方、正午、夜中(夜半)などの言葉が日常使われている。

植物の世界には、昔から表現に富んだ名がある。アサガオ、ヒルガオ、ユウガオ、ヨルガオ、ゴジカ(午時花)、ツキミソウ(月見草)、ゲッカビジン(月下美人)、オオマツヨイグサ(待宵草)などだ。どれも一日のうちの時間帯が想像できる名である。夏の頃、目が覚めて雨戸を開けると、はっきりした顔で咲いているアサガオにはっと朝を感じるのではないだろうか。

それにしても、未の刻(午後2時ごろ)にちなんだヒツジグサ(スイレン科の水草)や、正午に咲いて翌朝しぼむ午時花(アオギリ科の草本)など、花時計にはかっこうの材料で、傑作な名ではなかろうか。今さらながら先人の卓見には敬服する。

外国にも偉い人がいる。前項でも紹介したスウェーデンの植物学者カール・フォン・リンネだ。リンネは植物の学名を属名と種名の2つの組合せで表記する二命名法を考えた人。ストックホルムの北郊の町、ウプサラの花を観察して、いろいろな花が決まった時間に開花するのを見つけた。まさに時計の代わりになると思いつき、1時間ごとに種類をあてはめ、花時計をつくった。2百年以上も前のことである。開いたり、閉じたりする花の姿を見て時間を知ろうとする、古き時代の東西の科学者に心のゆとりを感ずるのは私だけではあるまい。本来の花時計は、このような〝時計〟を指すのだが、天候によって大きく条件が変わることがあるから、実際に花時計の花壇をつくることはきわめて困難だ。だから、今日ではいわゆる「花時計」とか「時計花壇」は、針を回しているだけの模様花壇。それが一般的だ。

面白いことに、花の開花には昼と夜の明暗の周期リズムがあって、花の種類によって異なる。アサガオは夕方暗くなる時刻に入ってから8時間たつと開花するということが知られている。夕方から夜に咲くオオマツヨイグサは25時間後に開花するという実験結果がある。しかし、どうしてそんなリズムが花にあるのかということは、まだまだ今の科学でも十分には解明されていない。

身のまわりの庭や野の花の開花、開花の時間を観察してみてはどうだろうか。園芸植物の四季咲きとか長く咲いている花を避けて、なるべく短く咲く花で、野生的な花を選んで記録すると立派な〝花時計〟ができるはずだ。同時に天候も詳細にメモしておくことを忘れないでほしい。今まで気付かなかった楽しい植物の世界を体験することができるだろう。

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