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第三章 葉の不思議

第三七話 毛のはなし

環境から身を守る鎧

機能は人間の毛とほとんど一緒
夏山の植物に毛が多いのは、強い光、気圧や風に負けないため


イラクサ科のイラクサは茎や葉にある刺毛に皮膚が触れると激痛を感ずる。大げさにいえば飛び上がるほどの痛さがある。別名イタイタグサともいい、文字通り体で植物名を覚えることになる。この毛は焮毛と呼ばれ、細胞内に蟻酸が含まれていて外敵を撃退する。園芸好きの主婦に人気があるセントポーリアにも毛がたくさん生えている。この毛は触っても痛くはないどころかじゅうたんのように気持ちよい。この毛があるお陰で水をかけても簡単には葉の表皮がぬれない。毛と毛の間には空気がいっぱいで、葉の温度調整にも役立っている。

夏山のシーズンに、高山へ行くと体をいろいろな種類の毛におおわれた植物がいっぱいあるから注目して欲しい。低い気圧と温度、強烈な太陽光線、変化の激しい気象など高山特有の環境に適応するにはどうしても毛が必要だ。葉にある気孔の働きをコントロールし、水分の逃げを抑えて、炭酸ガスの吸入を妨げないようにするばかりか、紫外線を吸収し、強光により弱い組織が害されるのを防ぐ役目も果たしている。同時にセントポーリアと同じような働きも見られるのである。ミヤマウスユキソウ、ハハコヨモギ、ウラジロキンバイなど高山の多くの花たちを〝毛〟という視点で見つめ直すと楽しい山歩きになるだろう。

植物図鑑を同じような視点で読むと毛にもいろいろな種類、形があることが分かる。主に葉の表裏、茎に多いが、芽、花梗、子房、葉柄、枝、がくなどにもあり、種類を同定する決め手にもなっている。例えば、葉が有毛のイヌウメモドキと無毛のウメモドキ、同じようにブナ(無毛)とイヌブナ(有毛)など。コナラ、アラカシはちょっと見にはどちらも葉裏が白く似ているが、ルーペで見るとコナラには一面に星状毛があり、葉脈上にも短毛がある。ハコネウツギはほとんど無毛だが、ベニウツギは葉裏の主脈上に疎毛がある。花木のムラサキシキブの枝にある星状毛や、オニユリの茎にある綿毛などいずれも特徴がある。

毛の性質でも、開出毛、屈曲毛、逆毛、鉤毛、星状毛、立毛、硬毛、軟毛、柔毛、綿毛、両極毛(磁石の針のような毛)などがある。まだまだもれがあるかも知れない。計り知れない大自然の営みがあることを学んで欲しい。

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