公共サイン納品実績全国3万件・植物名ラベル納品実績全国450万枚。Abocは『環境サイン®』・樹名板のトップブランドです

公共緑地サインと樹名板のパイオニアメーカー 0467-45-5110 お見積・カタログ請求も 平日8:30-17:00

第六章 植物生理の不思議

第六九話 生長のはなし②

生長と成長

植物は生長、動物は成長


庭のムラサキハナナが先週から咲き始めた。一雨ごとにどんどん生長する。生長は文部省学術用語集によると、成長に統一している。手持ちの国語辞典によれば、植物は生長、動物は成長の文字を当てている。さらに植物用語辞典を見るとやはり生長で、「植物の生体量の増加、体積の不可逆的な増加」と説明している。言いかえると、細胞の原形質の増加、細胞膜の伸長ということであろう。生長部というのは植物体の茎、根の先端部分にあり、常時、細胞分裂が行われている。

ムラサキハナナが開花する段階の生長は「生殖生長」といい、やがて果実ができ、種子が形成される。草花、野菜なども同じで、初期の生長は種子の中にある胚乳、子葉の養分を使って芽生える。やがて、葉緑素ができるのと光合成という一大化学工場の機能を発揮して生長する。

春は目を見はるような生長が、あちこちで見られるから楽しい。芽生えて、葉や茎が育つ現象を「栄養生長」といい、俗に葉肥というチッ素養分を多量に必要とする。

花が咲くようになると、リン酸養分が消費されるようになり、チッ素の需要は少なくなる。生長の段階によって、要求する栄養関係が違うことを知って欲しい。植物の生長で興味がつきないのが、木や草の違いもさることながら、大きくなるもの、ごく小さいものといろいろあることだ。

例えば、南米原産のグンネラ(アリノトウグサ科)がそれだ。春に芽生えた葉が1、2ヵ月もたたないうちに直径1~2mにも生長する。フキに似たお化けのような葉だ。進化論で有名なチャールズ・ダーウィンは、この植物の葉を見た時びっくりしたという。巨大草の典型といってよいだろう。

ところが、水生植物のミジンコウキクサは、大きさが0.4~0.7mmとごく微小な葉を持つ植物で、きわめて対照的だ。キク科のフキは暖地では高さ30~50cmが普通だが、東北や北海道のアキタブキは人間の丈以上に大きく生長する。常識では温度条件のよいところほど、生長が早く肥大も激しい。これが、みごとにくつがえされる事例だといえよう。

まだある。長寿の事例だが、屋久島のスギは1千年も2千年も生き続けている。北アフリカ・カナリア島の竜血樹(ドラセナ・ドラコ)は7千年と世界一の長生きだという。ツルは千年、カメは万年というけれど、本当はそんなには生きないから、いかに植物の生長が長いかが分かると思う。

人の成長や成功は、植物の生長の域を出ていない、という見方もある。

書籍詳細

ネイチャーコンテンツのご相談メニュー

営業日カレンダー
Calendar Loading

=休業日

土曜・日曜・祝日・GW休暇・夏季休暇・冬季休暇(年末年始)

  • (一社)日本公園施設業協会会員
  • SP・SPL表示認定企業
  • ISO9001認証取得企業
SPマーク SPLマーク ISO9001 認証取得ロゴ

アボック社は(一社)日本公園施設業協会の審査を経て「公園施設/遊具の安全に関する規準JPFA-SP-S:2014 」に準拠した安全な公園施設の設計・製造・販売・施工・点検・修繕を行う企業として認定されています。

自然学習と安全防災 まちづくり提案
For the happiness of the next generations