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第六章 植物生理の不思議

第六八話 生長のはなし①

オモトは十年変わらないのが名品

一日で1.2mはタケノコの生長の新記録


植物の生長のプロセスにはさまざまな不思議な現象がある。例えば、筍の生長の早いこと。24時間で1.2mも伸びた記録がある。一般的に植物は、生長点の細胞が活発に細胞分裂を繰り返す。樹木の皮の内側にある形成層の細胞も同じだ。

ところが、竹の異常なスピード生長は、地下に張りめぐらされた無数の地下茎から多量の水と栄養がタケノコに供給される結果だ。加えて、植物の伸長を促すホルモン(ジベレリン)が大きな役割を果たしているのではないかといわれている。一般に植物のからだの75%が水だから、生長に水が必要不可欠であることは当然だが、竹は生長のスピードにまで関与しているから面白い。

熱帯地方の竹はバンブーといって、一群で百本以上もの桿があるのが普通だ。切りひらいた後の道に再びタケノコが束生して、1週間もすると元の竹林に戻ってしまうという。温度の高いことも生長の促進剤になっていることは確か。その温度にも気温と地温とがあるが、根の生長をさかんにするのは地温で、健康な根群がたくさん茂るということは、地下部の茎や葉など緑の生育が立派だということになる。従って、花や実の付き方も多いし、早い。

例えば一時代前の畑は裸地にダイコンやハクサイの種子をまいて育ててきたが、今ではビニールマルチ(被覆)をしてまきつけるのが常識。つまり高い地温が保持されるので、根の生長が倍増し、花や実のできもよくなる。

この原理を立体的に考えて、都市緑化や食糧増産に成功しているアメリカ人がいる。簡単に紹介すると、一定の間隔に穴を開けたプラスチック製の缶(直径30cm×高さ70cm)に土に代わる培養コンポスト(ピート、バーミキュライト、オアシスなど)を入れて、側面の穴に種子をまくか、小苗(花、野菜、ハーブなど)を植えて育てる。いくつも重ねあげると柱状、アーチ状になり、狭い土地や集合住宅の屋上、ベランダに最適。水を含ませた重さが一つの缶で40~50kgになる。ここでも水が主役であり、生長の促進に役立っているのが地温である。

考案者はニューヨーク州のF・W・モヘットさん、72歳の老人だ。カリブ海に浮かぶバージン・アイランズ(Virgin Islands)のセント・トーマス島で40エーカー(16ha)のテスト栽培(野菜、フルーツ、ハーブ)をしたところ、大成功。近く4~5倍の広さに増やして、レストランや島民の食材に当てるという。名付けてリビングウォールガーデン(埼玉県グリーンハーモニー第5回全国都市緑化フェア、大阪花の万博などで採用された)。

しかし、生長は早いばかりが能ではない。遅い生長にも関心を示して欲しい。例えば、生け垣、庭木、芝生などで今問題にされているのは、やたらに伸びすぎの勢いをなんとか止められないかということだ。これが実現すると庭の手入れ管理は半分以下に省力化されるはずだ。

日本の伝統園芸植物として知られているオモトは専用鉢で栽培されるが、一般に10年経ってもそのままというのが名品ともされている。こうした状態を保つ鉢づくりの培養法は秘伝とされ、作(さく)と呼ばれた。こういう不思議な生長を、昔の人は理屈はともあれ知っていたのであろう。

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