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第六章 植物生理の不思議

第七五話 土のはなし

植物は逆立ちした人間

植物がよく育つ土の半分には水と空気が含まれています


植物が育つには上が必要なことは誰でも知っている。植物は土、水、太陽を上手に有効利用して生き、そのお陰で人間を含めた動物は食料と酸素の供与を受けて生活している。

植物にとって土とはなにか、どういう意味があるのか? 答えは、水を供給する、栄養を供給する、というメリットと、根系を支えて植物体を支持するという大きな意味がある。西欧では、古くアリストテレスが、「植物は逆立ちした人間」といっている。つまり、大地からの栄養に頼っているということ、反対に人間は天から知恵を得て生きているということであろう。

植物がよく育つ理想的な土というのは、物理的に土粒50%、空気25%、水25%といわれている。土粒のうち45%は小岩石の破片、その他の鉱物質で、5%は部分的に腐敗、分解した動植物の遺体、有機物である。これを目標として土作りするのが栽培の要点だ。

その作業は秋冬で、腐葉土作りはもちろんだが、庭一面に有機物(ピート、腐葉土など)をばらまいて土中へすき込んであることが有効だ。公園なども同じにするとよい。かつて、ベルリンのとある公園で見たことだが、冬到来の前に園地、植栽地に多量の北欧産ピートモスの大袋が要所要所においてあった。庭師によって次々とばらまかれて土中にすき込まれていくのである。

土壌改良剤(キノックス、パーライトなど)というのもある。

例えば東京ディズニーランドの木や花がよく育っているのは、造成時にこの改良剤を大量投入したのが一つの要因。より効果的なものが各種市販されている。珪酸白土は、ミリオンという名で売られているが、これは土の物理化学的改善に威力を発揮するだけでなく、土中の病菌抑制、有効菌の機能助長などの効能もある。かつて、大事に育てていた外国産のラズベリーが弱りかけたので、この白色粉末剤を根にまぶして植え替えたら起死回生したうれしい経験がある。

話を変えて土なし栽培法にもふれておこう。いまはやりのハイドロカルチャー(水耕栽培)。水に栄養剤を溶かして育てる方法で、水耕は植物を水に浮かべ、ウレタンの容器で固定する。礫耕は砂利や礫を使う。この方法だと、根は直接水に溶けているN(チッ素)、P(リン酸)、K(カリ)などの肥料を栄養として吸収する。

土なしといえば、スポンジウレタン状の〈ロックウール〉が、バラをはじめとする農園芸植物の苗栽培に急速に普及している。市販の〈レカトン〉は玉状の人工礫で、ヨーロッパの頁岩を高熱処理した植え込み材料である。水はけがよく、軽量で扱いやすいことから、西欧で広く普及している。新しい土といっていい。

以上、植物と土とのかかわり合いの一部を紹介したが、これからの植物栽培土、土の問題は無限にあるとみていい。例えば、地球上には極端なアルカリ土、酸性土などがあり、化学肥料の使い過ぎの疲れ果てた土などもある。こういう場合には根の生理に合った有機物や土壌改良剤の投入や、視点を変えた人工材料の研究開発などが必要。資源確保という点からも真剣に取り組まなければと思う。

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