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第六章 植物生理の不思議

第七四話 無性生殖のはなし

性がなくとも絶えることのない植物とは?

体の一部が新しい個体になる
子宝ベンケイやエア・プラント


ツツジやアサガオは、花におしべ、めしべがあって種子をつくり、子孫を残す。ふっう、身近な草や木はこの形が多い。

今回は、反対の無性生殖をとりあげてみた。つまり、自然に植物の体の一部が新しい個体になるという不思議な働きである。例えば、子宝ベンケイ。鉢ものを持っている人はかなりいるはずだ。マダガスカル島生まれの多肉植物で世界中の園芸愛好家に親しまれている。学名はブリオフィルム・ダイグレモンティアーナム。長さ15cm前後の長三角形の葉のふちが鋸の歯の形をしていて、へこみに子供ができるのが特徴。1枚の葉で70~80個の子ができるから、14~15枚ついている株だと千個以上の子供ができる勘定で、まさに子宝である。

昭和60年に83歳で亡くなった義父は、とくに花好きというのではなかったが、病床のまくら元に小さな鉢植えをおいて毎日眺めていた。自分で葉を挿して数枚にふえた葉だけの鉢である。

「不思議だね、いつのまにか2枚、3枚とふえるんだよ。力づけられるなあー!」といっていた。調べてみるとブリオフィルム・ピンナータで、子宝ベンケイに近い仲間、和名をトウロウソウという。長い花茎を出して赤みを帯びたトウロウ形の花が咲く。その時私は花いっぱいの、買ってきた鉢花ばかりが人の心をなごませるのではないということを強く感じた。

ゲーテは詩人、思想家、文学者と認識している人が多いが、植物にもかなりの興味をもっていた。観察がするどく植物学者といってもいい。ゲーテのイチョウの木を見ると、その葉を通して形態的洞察力がうかがえる。このゲーテが子宝ベンケイを含めたブリオフィルムの小冊子を残している。今回の話題の原点もゲーテにあるということだ。というのも以前はゲーテ大学といっていたフランクフルト大学の生態学者W・レッチェル博士が、12年前に自宅招待の夕食の席でこの冊子を見せてくれたからだ。

さて無性生殖でもう一つ忘れてならないのはエア・プラントであろう。フロリダの湿地帯や南米に広く生育しているスパニッシュ・モス(アナナス科)がその代表。根なし草で、木の枝や電線などに引っかかって、空中の温度、湿度をたよりに生活している。しかも、葉先に次々と子供をつくる無性生殖で、まさに空中植物。広く自然界を見ると性がなくても、生きていたり、子をつくったりしている多くの植物があることに気が付く。

子持ちシダ、子持ちマンネングサ、水ワラビなど身近なところのふれあいから、植物たちの生きざまを見て欲しいと思う。

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