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ブラジルの大地で植物採集63年

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1997年10月10日 移住家族 第368号

NHK・人間ドキュメント「アマゾンの果てまでも植物学者84歳の挑戦」

上着のシャツが見る間に泥だらけになっていく。小舟の不安定な足元にはピラニアやワニが潜んでいる。そんな周囲の心配には目もくれず、ひたすら珍しい植物を採集するために足を伸ばす。

雨季のアマゾンは川の水位が10メートル程上昇し、乾季には陸地だった森が水に浸かる。それで舟の上から木の高いところにある草花を採集することができるようになる。

九月十五日に放映された番組はそんな冒頭で始まる。六十三年間、ブラジルで植物学の研究に邁進し、膨大な数の新種を発見、十五万点を超す貴重な標本を持つに至ったサンパウロ生の植物研究家、橋本梧郎さんの奮闘ぶりを追ってゆく。

現在八十四歳になる橋本さんは、静岡県生まれ。植物分類学の最大の著書、マルチウスのブラジル植物誌に憧れ、「マルチウスも、『種の起源』のダーウィンもブラジル旅行をしたのが二十二歳」と、二十一歳で単身、ブラジルにやってきた。学校や農業試験場に勤めながら植物採集を行った。

ブラジルとパラグアイの国境にあったセッタケーダスの滝のほとりに一九五四年から二十二年間住み、世界最大の水量を誇る巨大な滝の周辺にある珍しい植物を採集し続けた。しかしその巨大な滝も今はもうない。八二年、その下流にダムが作られたため、完全に水没してしまったのだ。水辺の貴重な植物も消滅してしまった。「地球の財産が抹殺されたようなもの」と、橋本さんは悔しそうに語る。

ブラジルの市場では野菜や果物に混ざって、沢山の薬草が売られている。サンパウロに移ると、この薬草の研究に取り組んだ。中国と並んで薬草の多いブラジルだが、漢方 の長い伝統を持つ中国と比べるとその研究は遅れている。

橋本さんは昨年、『ブラジル薬用植物事典』を刊行した。現在までに発見されているプラジル固有の薬草二千百六十八種すべて網羅した薬草事典である。ブラジルの膨大な植物の分類にたった一人で取り組んできた橋本さんのひとつの区切りとなる力作だ。

現在でも橋本さんは、月の半分は採集、残りの半分は標本の整理に明け暮れている。「人間相手は苦手で、金もうけは下手」と笑うが、そのひたむきな研究心と飾らない性格にひかれ、研究を支える支持者も多い。

橋本さんがそれまでまとまった資金を工面できず、見果てぬ夢だった未開の植物の宝庫、アマゾンに初挑戦できたのは七十歳を迎えてのことだった。それからのアマゾン訪問は六回を数えている。臆することなく、採取者が入ったことのない未知の大地に分け入っていく。そこには未だ衰えることを知らない意欲と力強い足取りがある。「他の道を知らない植物バカ」を自認する橋本さんだが、その生き方は掛け値なしに格好がよい。


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