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第二部:Ⅰ-A/Ⅲ-B

Ⅰ 日本産ギボウシの名称と園芸的分類

A. ギボウシの名称

ギボウシには、通常漢字で書く場合は擬宝珠の字が当てられている。
学術的な文献では学名を用いるが、これはラテン語であり、和名(日本名とも云う)は、カタカナで書くかローマ字を用いる。

ところで、単にギボウシと云う植物の種は無く、ギボウシ属の総称を通常ギボウシと呼んでいるのである。

ギボウシ属の学名は「HOSTA」で、Nicolous Thomas Host氏(1761~1834)および Josepa Host氏の両名を記念したもの。

ホスト氏はオーストラリアの植物学者で、医師でもある。

また、古い学名の「Funkia」は、ドイツの植物学者H.Funk氏に因むもので、現在でも園芸界や植物園でも使うところがあり、文献でも見掛ることもある。

英国名は「Plantain Lily Funkia」で、オオバコのような葉を持ったユリの意である。独名「Funkie」・仏名「Funkie」の他、中国名は「玉簪」と言う。

日本の古文献では擬宝珠の他、玉簪や葱花・擬法珠なども当てられ、宝は旧字の寶が当てられていた。

近年に到るまでは旧仮名づかいで、「ぎばうし」と書かれていたのである。

さて、代表的なギボウシと云う名称の起源は、宝珠に似る(擬える・擬似)で、葉や蕾の形からであると言う。宝珠とは火焔に包まれた玉(珠)の形で、先端が尖り下部は球形であり、仏教では神聖なものの象徴であり、五輪の塔などの仏塔の上に飾られている。擬宝珠は植物の他、神社仏閣や橋の欄干の上につけられている。

このようにギボウシは聖なる名称で、矢張りユリ科の一属で気品が高い植物なのです。

中国名の玉簪は、良い香りがあり純白で美しい花のマルバタマノカンザシ(Hosta plantaginea)を、女性が髪に飾ることから生じているのです。

ギボウシの日本国内各地の方言名は、生活に密着した植物であったことから中々多く、これまでの調査で八十八に達している。

(未完)


Ⅲ 園芸品種紹介

B. 自生種の変異

オオバギボウシ‘大白竜’(ダイハクリュウ)
Hosta montana ‘DAIHAKURYU’

富士山麓御殿場市の大野原の大群生地の中から19●●年に勝亦孝史が発見したもの。 (※●は判読不明)

鮮明な白の中斑で、斑の部分が多いので、葉が揺れて狂う面白い葉形の新形態の一品である。大形で古典植物的な感覚が強く、豪華で観賞価値が高い。

国内でこれに近い葉形の品種では『玉獅子』があり、島根県の故前島春雄氏から恵与されたものでコバギボウシのシロカビタンに近い形態で、白中斑が強く葉が下部に捲くような面白い姿の珍品であった。

これはやや性質が弱く、数年後に株が増殖しないうちに青葉に戻ってしまった。

アメリカの改良品種シルバーストリークも、白中斑でやや細い葉が捻れて立ち、外国産とは思えない古典的な味わいのある品種である。

渡辺
1990.10.17

コンテンツ一覧▼ 目次(青字)をクリックすると、各文をご覧いただけます

第一部

Ⅰ はじめに 渡辺健二の世界 文:葛田一雄
Ⅱ 富士山の自生の群落から 写真:榊原速雄
  • オオバギボウシの大群落
  • オオバとコバの自然雑種
  • イワギボウシ 樹幹につく、地上
Ⅲ 富士山の自生の状況と特徴 文:渡辺健二
Ⅳ ギボウシの大群生を見た感動 文:毛藤圀彦
  • 自然の中の変異の帯化品なども
Ⅴ 岩壁のイワギボウシ 写真:榊原速雄

第二部

Ⅰ 日本産ギボウシの名称と園芸的分類
Ⅱ 園芸品種とその形態
Ⅲ 園芸品種紹介
Ⅳ ギボウシ文化史
  • A. 古文献
  • B. 近代(渡辺健二 ギボウシ歴)

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