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フィールドワーク

国内編
「清瀬の自然フィールドガイド」編集委員会:清瀬の自然フィールドガイド春

212pp.1986.清瀬市、東京.¥1,500.

最近地方自治体が独自の自然案内や図鑑を出版するようになった。市町村の文化活動がこういう面にも向けられるようになったのは結構なことである。本書もそのひとつで、山崎敬氏の監修になる植物の部は128頁にわたり、もっとも多くの部分を占める。内容は原色写真に簡単な解説をつけたもので、雑木林、道端などといくつかの生育地別にわけてある。動物では昆虫と鳥が同様に解説されている。こういう図鑑の生命はなんといっても写真のきれいさにあるが、この点では十分満足のゆくものである。

[植物研究雑誌61(7):224(1986)]

牧野晩成:東京西郊野外植物の観察

219pp.1986.私費出版.¥2,000.

50年にわたる著者の観察記録で、同好会誌「野草」に発表したものからまとめられたものが多い。内容はⅠ.私の野外植物の観察と考察、Ⅱ.武蔵野の植生の変遷と西三鷹の植物、Ⅲ.私の庭の植物の記録というぐあいに、広い地域からせまい地域へと、さまざまな形態的、生態的研究や記録がのべられている。なおⅣには著者が永年たずさわってきた野外植物研究会とその会誌「野草」の略史が再録されている。自然研究は特別な地域や対象でなくても、身近のなんでもない植物やそこらの草むらでも、こんなにいろいろなことができることがわかる。同好者や理科の先生ばかりでなく、子供の自由研究に何をさせたらよいかと心配している親にもすすめたい。博物館には自由研究の参考書についての問い合わせがしばしばあり、すすめるべき適当な本がなかなかないのである。

[植物研究雑誌61(11):352(1986)]

GPS全日本ロードマップ

A4版.353pp.1991.徳間書店.¥6,500.

産地の記録には文字による地名が用いられてきたが、最近はいろいろなメッシュコードを付記することが流行している。メッシュコードは分布図の作成やデータベースの構築には便利であるが、どのメッシュ系を用いたかが他人にはわからないことが多いので、混乱しかねない。地球上の位置の記録には経緯度を用いるのが一番無難なように思う。とはいっても地図から経緯度を読み取るには、補助線を引いたり目盛りを切ったりせねばならず、楽ではないし読み損ないも多い。本書は20万分の1のロードマップであるが、5分ごとの経緯線が記入されており、付属の方眼を用いれば10秒刻みで位置を読むことができる。経度の幅は北と南では異なるため、緯度に応じて6通りの方眼が用意されている。近頃は採集や調査に自動車を使う人が多いし、そうでなくても一冊あれば国内のどこでも経緯度をすぐに調べられて便利である。この地図はロードマップとしては、縮尺がちょっと小さくて使いにくいと思うが、こういう地図を利用して、産地の経緯度記録が普及することを期待する。とくに、調査用メッシュと記録用メッシュが混同されている現状では、記録用としての経緯度を理解するのに役立つだろう。ただし綴じ代がとってないので、綴じ目の部分は役にたたない。どの頁も平に開けるような製本にしてもらいたい。県別のシート物もほしい。ついでにロードマップへの注文を記すと、国道ばかりでなく地方道の番号があるとよい。高圧送電線はよい目標となるので、これも記入されているとよい。この地図は本来は人工衛星を利用して現在位置を知る、Global Positioning System(GPS)の受信機であるPYXIS(ソニー社)の販促用斡旋品であるが、別売もするとのことである。なおGPSによるナビゲーションシステムは、陸上海上を問わず既に実用化され、車内の画面に地図を表示して現在位置を示すことができるばかりでなく、これから行く先の案内までできるそうである。ポータブル受信機は14-15万円とまだ少々高価だが、弁当箱(女性用)程度に小型化されており、操作はごく簡単なので、野外調査に使ってももて余すことはない。とくに海外調査では威力を発揮するだろう。位置決めはきわめて正確で、秒以下(距離にして30-100m)の精度を持っている。ただし衛星3個を捕捉する必要があるので、谷間や林下では役に立たないことがある。

[植物研究雑誌67(6):369-370(1992)]

横浜植物会編:ヨコハマ植物散歩

169pp.1995.かなしん出版.¥1,800.

横浜市内の市民の森、公園をはじめ、身近な自然観察の適地を一覧するのに便利な本である。それぞれの地域の見取り図に並木の樹種、主要な樹木の名前と位置、付近で見られる主な植物名(作物も含む)、施設や地物が書き込まれており、これに一頁程度の解説が伴う。解説はコース案内も兼ね、植物についてはむしろアッサリと流した感じで、初心者にはかえってとりつき易いと思う。本書を手にして歩けば、自然観察自習の手引きとして役立つように作られている。大人数が行列して解説者がマイクでがなるような「自然観察会」は、そろそろ卒業してもよかろうと考えているので、このような自習手引き書の出現は歓迎である。1人でも少人数のグループでも、あまり自信のないリーダーでも、とにかくこれを頼りに歩けば自然観察にとりつくことができ、その経験から次第に観察を深めるようになるだろう。学校や博物館の野外観察のために、こういう自然観察地図が作られているのを見たことがあるが、それが更に一般化されたもので、各地でこういうものが出現するとよい。

[植物研究雑誌71(4):234(1996)]

岩槻邦男:東京樹木めぐり

209pp.海鳴社.¥1,600.

都区内の社寺、庭園32箇所の訪問記である。随筆的なものだが、植物研究者の目に東大植物園長として運営に苦労した体験が加味されて、いわゆるナチュラリストの作品とは一味ちがう雰囲気がある。同じ植物園でも東大植物園と新宿御苑や国立科学博物館植物園の予算規模や設備をくらべてため息をついたりしている。東大植物園の章だけで全体の1/4を占め、在職中の様々なできごとが語られている。ニュートンのリンゴやメンデルのブドウにまつわるはなしなどは、学術交流からクローン生物、標本の歴史的意義にまでおよんでいる。本書を読んでからこれらの施設を訪れれば、これ迄と違った見え方をすることだろう。目次が場所別、施設別、植物名別と3通りあるのは、読者の関心に応じて情報提供をしようという著者の配慮である。

[植物研究雑誌74(1):62(1999)]

渡辺典博:巨樹・巨木

451pp.1999年.山と渓谷社.¥3,200.

全国にある674本の巨樹巨木を県別に配置した、写真を主体とする案内である。巨樹巡礼は最近の風潮で、これも自然観察の1つの行き方だろう。所在地や由緒に加えて、アクセスのための略地図が添えられている。環境庁の巨樹巨木調査(1991)では、最も多い樹種はスギとなっているが、12位のサクラ(複数種を含む)が本書では1番多く掲載されている。やはり花の見栄えというものが、人を引きつけるポイントなのだろう。

[投稿中]

菱山忠三郎:ぐるっと日本列島野の花の旅

B5版.383pp.2007.山と渓谷社.¥2,000.

図鑑やカルチャースクールで名のある著者が、「自然の花が好きで見に行きたいが、どこへ行けばよいか」と思案する人へのガイドとして、北海道から沖縄県まで全国107箇所を、自身の体験に基づいて紹介している。紹介と言っても行ったときの出来事に沿った随筆のような柔らかい文章で、教えようとする堅苦しさは感じられない。植物名はたくさん出てくるが、それらの解説はほどほどで、RD種にだけその記号がついているのが、唯一の学的要素である。「この花を見るには」という人は、巻末の索引をたどればよい。小さな白黒写真がついているがいずれも景色で、植物やコース図は菱山夫人の手になる線画である。寝ころがって拾い読みするのに適した、楽しい本である。

[植物研究雑誌82(4):249(2007)]

渡辺典博:続巨樹・巨木

18×21cm.487pp.2005.山と渓谷社.¥3,600.

本誌74巻2号で紹介されているものの続編である。前編では674本が紹介されていたが、ここでは846本が追加され、北から南へ県別にまとめられている。また前編では抜けていた沖縄県が補われている。形式は前編を踏襲し、簡潔な描写と由来、案内図を伴っている。冒頭に巨木の定義が記されているが、それに当てはまらない「名木」も含まれており、これはこれで著者の見解を尊重してよいだろう。巨樹・巨木はわが国では古来尊崇の念をもって見られるものが多いが、上古賀の一本杉の異形さは、信仰の対象としてむべなるかなと思わせる。巻末に種類別にまとめた索引がついている。著者は撮影のために、夫人と共に車で寝泊まりしながら全国を廻ったそうで、本書の刊行直前に亡くなった夫人への哀惜があとがきに述べられており、ひとつの仕事をなし終えるための陰の努力が察せられる。

[投稿中]

東京地図研究社:地べたで再発見「東京」の凸凹地図

B5版 128pp.2007.技術評論社.¥1,764.

地図は地形を読んでコースを案じたり、植生を想定したりと、誰でも使っている。しかし都会地では地表の構造物が多くて、等高線をたどることはむずかしい。本書の21-76頁では、2枚の空中写真を重ねて1枚に合成した写真(アナグリフ)を、付属の赤・青フィルタを通して見ることにより、立体視できるようにしてある。都心部、多摩ニュータウン、石神井川、青梅インターなど、25枚のアナグリフが、それに対応する略地図を伴って地形学的な解説がつけられている。これはときどき類書でもお目にかかるものである。77-127頁には、地表の余計な物を取り払って高度だけで描いた陰影図(陰影段彩図)を用いて、22地域(2-15km四方ほどの範囲)の地形の詳細を解説していて、たいへんおもしろい。たとえば渋谷は地形探索に絶好の場所で、西武百貨店の並立する2つのビルの間に地下連絡通路がない理由だとか、横浜が港湾として優れているのは後背地が狭いためで、ランドマークタワーのような高層ビルが、埋め立て地に杭も打たずに建てられているわけ、府中の浅間山が、多摩川でなく相模川の河岸段丘の名残りだとか、不忍池に流れ込んでいた石神井川が、飛鳥山で隅田川へと流路を変えた原因が不明だとか、言われてはじめて「そうか」と知るトピックが並んでいる。地形と関連ある地名も、ところどころ解説されている。118-127頁では、中央線(東京-新宿)と小田急線(新宿-喜多見)の車窓風景が、地形と関連づけながら解説されている。また8-13頁は「山の手台地縦断ウォーク」と題して、同じ趣向で国会議事堂前の日本水準原点から多摩川二子橋までの解説がある。なにも知らなければ、ビルの谷間の坂を上がったり下がったりする退屈なコースだろうが、地形学的に見る目があれば、違った自然観察ができるものなのだということがよくわかる。ふつうの地図で見かける段彩図は、等高線間を色分けしたものだが、陰影段彩図は等高線を使わず、高度別の色ドットに、斜光線の方向に応じた明暗付けをしたもので、傾斜がゆるくて等高線が間遠になる平野部の起伏の表現に適している。これによって地面の微妙な凸凹が、意外なほどはっきり感じとれる。数値地図の整備と処理ソフトの発達のおかげである。こういう地形は最終間氷期の堆積物が最終氷期に陸化して浸食され、後氷期の現在までの間に形作られたもので、人類を含めた生物の生活や分布に大きな影響を与えているはずなので、調査や研究のヒントを与えられるだろう。他の地域についてもほしい読み物である。

[投稿中]

木下直之・岸田省吾・大場秀章:東京大学本郷キャンパス案内

東京大学出版会.¥1,800.

会報を見たら、東大構内で観察会が開かれていた。次回はこの本を持参したらよかろう。三四郎池をはじめ要所要所の見どころや、観察対象となる樹木などが説明されている。構内はいろんな建物が勝手に造られているのかと思ったら、実は壮大な全体構想で設計されたプランが、時代の経過で次々と重なり合って、今のようになったことが説明されている。建物の様式や窓のデザイン、道路との関係、煉瓦やタイル、敷石からマンホールの蓋まで、植物観察会では目がとどかない点が記されている。構内に散在する銅像などは、普通ならチラと見るだけだが、この本でその経歴や設立の由来を知ることができる。

[投稿中]

海外編
森 和男:雷竜の花園

190pp.1987.東アジア野生植物研究会.¥3,000.

副題はブータン花紀行。植物愛好家のブータン旅行の一部始終をコミカルに綴ったもの。インドの袖の下地獄と旅行社のデタラメぶりが印象的。カラー8頁のほかたくさんの写真やスケッチを含む。ブータン植物の解説、研究史、文献紹介、人名、植物名索引まで、盛沢山の内容である。

[植物研究雑誌62(11):352(1987)]

大場秀章:秘境・崑崙を行く

194pp.1989.岩波書店.東京.¥490.

水があるのに植物が生えていないという環境は想像がむずかしい。本書は旅行記であるが、新しい状況に直面した著者のつぶやきがちりばめられており、触発される多くのものを含んでいる。大勢の中国人研究者の中に1人まじっての行動も、いわゆる海外調査とは様子の違うもので、今後の研究協力のあり方の参考となる。

[植物研究雑誌64(11):351(1989)]

森 和男:中国秘境に咲く花

144pp.1990.新企画出版社.東京.¥6,800.

山草家で最近は中国やヒマラヤ、北米に熱中している著者の、四川省の花のアルバム。草本とシャクナゲ類200種類ほどの春から初夏の花がカラー写真で示され、簡単な解説がついている。同定は大部分著者によるものなので、植物名に疑問のものもある。113頁からは峨眉山と松播高原の旅行記。あまり他人を意識しない独り言のような文章である。

[植物研究雑誌66(1):62(1991)]

千葉盈子:青いケシの咲くところⅡ

91pp.光村印刷.定価表示なし.

著者はヒマラヤの高山植物に魅せられて、ほとんど毎年のように旅に出ているオフィスレディーだが、写真の花の同定のためにキュー植物園までも出掛けるという熱心さである。本書では四川、雲南省奥地の花たちの見事なカラー写真が、一頁一枚というぜいたくな配置で記録されている。旅行記と共に小さな写真を並べられるより、この方がずっとよいと思うが、末尾の撮影リストに山地や日付の情報があれば、記録としていっそう有用だろう。1990年に刊行した同名の書には、日付と国名を伴う索引があったが、本当はそれに地名や高度を付けたものがほしかった。

[植物研究雑誌73(2):118(1998)]

岩槻邦男:シルクロードに生きる植物たち

157pp.1998.研成社.¥1,500.

国際植物園連合のエクスカーションで、タクラマカン砂漠一周5,000kmのバス旅行に参加したときの旅行記で、肩の力の抜けた読み物である。とはいうものの、やはり植物学的観察に終始するのは商売柄で、10日余の毎日をバスの最前席に陣取り、居眠りもせずに目を見張っていたというのだから、タフネスぶりも相当なものである。最もしばしば言及されるのは水で、特に砂漠開発の実験園で、成果を急ぐあまり長長期的な結果として予測される塩分析出の害に目を向けようとせず、さしあたりの収穫を上げようとする姿勢に疑問を呈する場面が幾度も記されている。日本ならば水は流れ去るのが当然で、何も注意の対象とならないが、降水はほとんどなく、給水量に対して蒸発量が大きく、寒暖の差の大きい内陸砂漠での体験は、著者に新しい発想のヒントを与えたものと思われる。読者には経験することの少ない砂漠の実態と、オアシスの豊かな文化を垣間見させる本である。

[投稿中]

大場秀章:ヒマラヤを越えた花々

139pp.1999年.岩波書店.¥1,900.

1960年にはじまった東京大学のヒマラヤ植物調査は、標本を採りまくる初期の段階を経て、最近では特定のテーマを追ったきめ細かい研究に進化し、調査対象地域も周辺に拡大してきた。その中心に位置する著者が、ヒマラヤの自然誌に関心をもつ読者を対象に、成果の一端を披露したものである。乾燥・低温・島がキーワードである。前半はヒメレンゲをまくらとして、高山帯に舞台を持って行く。ヒマラヤ高地は低温という点では常識的だが、それに加えて乾燥という条件が、多くの植物の生活に影響して分化をもたらしていることが、ベンケイソウ科、ユキノシタ属などを例として述べられている。ヒマラヤと対比するためのチベット、アフリカなどにおける調査も、随時引用されている。それから一転して、ヒマラヤに特有な温室植物・セーター植物の話となる。レウム・ノビレの半透明化した苞葉がどんな役割を果たしているかは、これ迄漠然とした認識しかなかったが、実験的な現場研究や、生材料を現地から3日間で日本に持ち帰って分析するような手数をかけた結果、多くの新事実が明らかにされている。大場氏を中心とするヒマラヤ植物研究会の成果を要領よくまとめた、小冊ながらスケールの大きい読み物である。ヒマラヤが好きだからというだけで気軽に取りつける本ではないが、ある程度の植物学的素養があれば、これから解明すべき無数の課題があることに、自ずと気づくことだろう。

[植物研究雑誌74(6):370(1999)]

荻巣樹徳:幻の植物を追って

237pp.2000.講談社.¥3,200.

中国奥地でのさまざまな植物の発見、とくに園芸植物の原種自生地の再発見や新植物の導入の貢献により、王立園芸協会のヴィーチ賞を受賞された著者の、70篇より成る短編集である。新聞掲載の記事を集成したもので、どこから読んでもよい。それぞれが自分の足を使った探索による、植物との出会いを物語る。過去のコレクターの足跡をたどり、蓄えた予備知識を動員して、不明だった原産地を再発見する苦心談もある。植物の性質にかかわる、導入や栽培の将来性についての意見も述べられている。それより驚いたのは、そういう原産地の花のスライドを見て、興奮のあまり卒倒する人がいるという、イギリス人の熱の入れ様である。日本の園芸ブームとは、大いに異なる底辺がうかがわれる。現役のプラントハンターの熱気が感じられ、「俺もやってやろう」(実際には真似ができなくても)という気をおこさせる本である。113枚の見事なカラー写真が、文章と同じくらいの雄弁さを持っている。

[植物研究雑誌76(3):182(2001)]

清水晶子:ロンドンの小さな博物館

254pp.2003.集英社新書.¥720.

別に紹介した「絵でわかる植物の世界」の著者とは同名異人である。ロンドンには大英博物館など大型なものの他に、200あまりの中小博物館があるそうで、その中からグリニッジ天文台、フリーメイソン博物館、インク博物館、シャーロックホームズ博物館など16施設が紹介されている。植物関係としては庭園史博物館、トワイニング紅茶博物館が出ている。前者は17世紀の採集家Tradescant父子にちなむもので、設立の由来が面白い。1976年になって、忘れ去られていた彼らの墓が発見され、それをきっかけに篤志家によってイングリッシュガーデンの元祖ともいうべき父子を記念するこの博物館が出来たのだそうだ。つぶれた会社の散逸した作品を収集家が買い集め、トラストを作って運営しているところがあるかと思うと、原稿を書いているうちに潰れてしまった博物館もあるという。紅茶博物館は、もちろん今も続く会社の本店にある、たった2室の展示である。単なる観光案内ではなく、著者のイギリス文化史の素養に裏付けられた、随筆風の読みでのある文章である。日本でもこういう案内書があると、教育目的一点張りの博物館のイメージが変わるだろうに。

[植物研究雑誌80(1):62(2005)]

大場秀章・五百川裕:ヒマラヤに花を追う

B5版.254pp.2005.八坂書房.¥1,800.

中部ネパール北端のムスタン地域は、これ迄立入禁止だったが、近年ようやく入域が認められるようになった。もっとも、最近は政情不安のため、いつ閉鎖されるかわからない。本書は1999年から5年にわたって行われたムスタン地域植物調査の記録である。大部分は五百川氏の手になる、日程に沿った調査旅行・植物観察記である。二昔以前のことしか知らない私には、ずいぶん便利になったものだと思う。日本から直行便が飛び、むこうへ着けば数日で旅行許可がとれ、トレッキングの装備やシェルパは難なく調達される。それに5年間、毎年顔ぶれを変えて調査に出かけられる人材がいる。大場氏をはじめヒマラヤ植物研究会の積み上げた実績である。スポンサーとなった緑育成財団の援助も見逃せない。一財団の援助で5年間も調査を続けられることは、そうはないだろう。

ポカラの西北、ジョモソンから出発して、次第に足をのばして行くが、途中の景観と植生の関係が、丹念な観察によって記述されていて、景色が目に浮かぶようだ。これに加えて、植物名がたくさん記されている。この調査は「ネバール・ムスタン地域花卉資源調査発掘事業」と銘打つものだから当然だろう。ただヒマラヤの植物には和名のないものが多いから、学名の片仮名読みが並んでいて、知らない人にはちょっとうっとうしいかも知れない。もっとも最近はガーデンブームだから、属名で大体の見当をつけられる人も多くなったことだろう。巻末に学名つきの索引が用意されている。最後に大場氏が「ヒマラヤ・ムスタンの花にかける夢」と題して、ヒマラヤ植物調査の歴史と意義、それにムスタン植物誌の展望を述べている。グレート・ヒマラヤの北側、チベットへ続く乾燥地端の調査が、更に発展することを期待したい。

[植物研究雑誌80(3):196(2005)]

大場秀章(著)・冨山稔(写真):ヒマラヤの青いケシ

A5版.223pp.2006.山と渓谷社.¥3,400.

Meconopsisの全種を網羅した和文のモノグラフである。前半はメコノプシスの生育環境、発見の歴史と、それを演じたプラントハンターの物語で、著者の得意とする人間関係の描写で読ませる。後半は分類体系と検索表および種ごとの記述に当てられている。大部分の種類について生品か押し葉標本の写真を伴っており、こういう話題性の高い植物群について、一般向きにも歓迎される本だと思う。生品の写真は、いずれも見事な出来ばえである。

[植物研究雑誌81(4):253(2006)]

『金井弘夫著作集 植物・探検・書評』コンテンツ一覧▼ 目次(青字)をクリックすると、各文をご覧いただけます

金井弘夫博士著作集に寄せて 東京大学名誉教授 大場秀章 / あとがき

第一部 時代の記憶・探険の記憶

最後の旧制高校生の自分史
理化館の焦げ茶のタイル
インドで見たこと聞いたこと
  • はじめに
  • 夏休みは4月
  • 「古」新聞の値段
  • 街頭の商人達
  • 乞食
  • ボクセス
  • 良いお金と悪いお金
  • お茶
  • オナラ
  • 立小便
  • 近づくほど遠くなる
  • 踏切に錠前
  • 汽車
  • バス
  • 市電
  • インド人という「民族」
  • アッチャー
  • タバコ
  • お酒
  • ビール
  • ウイスキー
  • ラム
  • チャン
  • マフア酒とヨーグルト
  • 朝のお祈り
  • 国境侵犯
  • 二人のリエゾン・オフィサー
  • シェルパたち
  • アンプルパ
  • トゥンドウ
  • プルバ・ロブソン
  • テンバ・シェルパ
  • 女性たち
  • ラマ教
  • 山で一番こわかったもの
  • お菓子
  • 名前
  • 宿屋
  • インドの道の良さ
  • フェリー
  • 交通法規
  • カストムハウス
  • 風呂
  • 拍子木たたき
  • バルカカナの日本人
  • ボダイジュの借り倒し
  • タテガミのあるブタ
  • 封蝋
  • 食いもの
  • カースト(階級制度)
  • デモ
  • 鶏と卵
  • 切符を買う
  • 街路樹
  • 事故
  • インドの英語
再びインドの植物を求めて
  • 悪路に悩む採集行
  • ヒマラヤで見る段々畑
  • 調査成果の一端
西北ブータンの山々
  • 入国手続き、旅行許可など
  • 入出国の経路
  • 国内の輸送、通信、シェルパなど
  • 物資の調達
  • 気候
  • 地図、コースについて
  • チンプウ-トンサ
  • 観察されたピーク
  • 集落
  • 通貨、賃金
フィニッシュの話
  • 失せ物が出た
  • 通関書類、フィニッシュ
  • リエゾン・オフィサー、フィニッシュ
  • ミソとストーブ、フィニッシュ
  • スペース、フィニッシュ
  • チニ、フィニッシュ
  • サーダー、フィニッシュ
  • ポーター、フィニッシュ
  • 道路とジープ、フィニッシュ
  • ブルカー、フィニッシュ
  • 標本、フィニッシュ
  • 道路、もうひとつのフィニッシュ
  • シェルパ、フィニッシュ
  • トラック、フィニッシュ
東ネパール調査(1963年)点描
  • チャッシガレ!
  • おまじない、ハチ
  • 録音
  • ハリー
  • 食物
  • こわいもの
ネパール通信1
  • カトマンズ(1)
  • フルチョウキ
  • カトマンズ(2)
  • チュリア・マハバラトの旅
  • ゴサインクンデの旅
  • ボダイジュのほこら
  • カトマンズ(3)
  • ロルカニの旅
  • カトマンズ(4)
  • チリメ、ランタンの旅
  • チャンドラギリの旅
ビル・ニガントゥに見られる米の記事
ネパールの滝の数
ネパール通信2
  • 自動車事故のはなし
  • 創立記念パーティー
  • カリンチョークの旅(1)
  • インドラジャトラ
  • カリンチョークの旅(2)
  • チュリアの旅
ヒマラヤ植物調査の今昔
日本・ネパール協同植物調査史 1960-1980 [英文]
『冒険家族ヒマラヤを行く』訳者あとがき
パプア・ニューギニアの話
  • 交通
  • 食べ物
  • 人々
  • コトバ
  • 古戦場
吉川英治文化賞受賞のことば

第二部 植物の観かた・残しかた

野外観察会のこと
日本植物の分布型に関する研究(2) ヒメマイヅルソウの分布型と変異
オゼコウホネの種子散布
ヤマモモの仁
クヌギの落枝
スベリヒユは対生
猪突猛進するチガヤの地下茎
ササの葉鞘
ケヤキの落葉現象はあったか
笹舟は沈む!
ミャンマーのドクウツギ属植物Coriaria terminalis Hemsley とその西限産地
ブータンのウルシ
植物の動きを見せる
尾瀬ケ原の池塘データベースによるヒツジグサとオゼコウホネの16年間の分布消長
群落の突然の交代
ツタの植物画
ツタの「雨」
国立科学博物館のサクラソウ生態展示
有毒植物を食べる
ミズバショウの果実の味
マムシグサのイモの「味」
ヌルデとネムノキは仲良し?
ビルマの植物学界の一端
部活動と自然観察会
普通な植物を記録しよう
ヒレハリソウ(ムラサキ科)の葉序
アイスマンの弓矢
ツュンベリーと日本のアマチュア植物学 [英文]
誰にでも利用できる標本のために
標本にはラベルを入れよう
標本ラベル論議へのながーいコメント
  • 仮ラベルに関して
  • 本ラベルに関して
  • データベースに関して
ヒートシールによる標本貼付
おしば標本の新しい貼付法
おしば標本貼り付け用ヒートシールテープの自作法
移動式おしば標本棚の得失
  • 改装工事前後の問題
  • 運用上の問題
おし葉製作法の改良
携帯用植物乾燥機について
  • 冨樫板
  • 加圧法
  • 加熱法
  • 標本製作中の注意と標本の出来具合
  • 研究室での使用法
教具教材としての植物パウチカード
生植物のラミネート標本
日本植物分類学文献目録・索引のデータ仕様と検索項目 [英文]
シンポジウム「標本データベースの将来」の感想
  • Herbariumの体制
  • 大学と博物館の違い
  • どうやるか
  • データベースを作ったあと
  • 画像データベース

第三部 ナマエ・データ・ヒト

吉村衛氏による科の和名の新提案
命名規約とオフセット印刷
デチンムル科
「野草」に現れた植物の新名
新和名提示のいろいろなかたち
「ナマエ」を考える
モノの見え方について
東京消失
地名データベースの活用
  • 住吉小学校の「住吉」研究
  • 住吉小学校はいくつあるか
  • 住吉神社はどのくらいあるか
  • 住吉という地名はどうだろう
  • IT化時代の学習
新日本地名索引の内幕
新日本地名索引のはなし
  • どんなものか
  • どうやって作ったか
  • 索引のスタイル
  • よみの問題
  • 分布地図
  • 「鐙」の分布
  • JIS漢字表の問題
学術用語集植物学編(増訂版)の分類学用語改善のための資料
  • 形を表す用語
  • 花を表す用語
データベース仕様と植物学・動物学・農学に共通な植物用語
  • データベース仕様
  • データベース作成の方法
  • 調整を要する用語の方針と方法
保育社・原色日本植物図鑑の観察
Index Kewensis 展開版前文
ネパールの本草書ビル・ニガントゥについて
岩槻邦男氏にエジンバラ公賞
英語教科書に載った西岡京治氏
大村敏朗氏の貢献
原寛博士への弔辞・追悼文
  • 弔辞
  • はじめてのヒマラヤ
若き日の原寛博士の日記
津山尚博士
「訓導」原襄さんの思い出
里見信生さんの思い出
里木村陽二郎先生
山崎敬さんの思い出

第四部 書を評す

地図・地名
  • コンサイス地名辞典日本編
  • 現代日本地名よみかた大辞典 1-6巻
  • 知っておきたい災害と植物地名
  • 日本湿地目録
  • 日本山名総覧
  • FD日本山名総覧「全国版」
  • 数値地図 25.000(地名・公共施設)全国CD-ROM版
学名・用語など
  • 植物学ラテン語辞典
  • 国際植物命名規約1988
  • 植物学名詞
  • 菌学用語集
  • 植物学名大辞典
  • 植物の名前のつけかた植物学入門
  • 日本苗字大辞典
  • 図説植物用語辞典
  • 国際栽培植物命名規約第7版
フィールドワーク
  • 清瀬の自然フィールドガイド春
  • 東京西郊野外植物の観察
  • GPS全日本ロードマップ
  • ヨコハマ植物散歩
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  • ぐるっと日本列島野の花の旅
  • 続巨樹・巨木
  • 地べたで再発見「東京」の凸凹地図
  • 東京大学本郷キャンパス案内
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  • 秘境・崑崙を行く
  • 中国秘境に咲く花
  • 青いケシの咲くところⅡ
  • シルクロードに生きる植物たち
  • ヒマラヤを越えた花々
  • 幻の植物を追って
  • ロンドンの小さな博物館
  • ヒマラヤに花を追う
  • ヒマラヤの青いケシ
  • 白井光太郎著作集
  • 進野久五郎植物コレクション
  • 来し方の記8
  • 横内齋著作集2
  • 李永魯文集
  • MAKINO80『植物同好会』八十年の歩み
  • しだとこけ 服部新佐先生追悼記念号
  • 小泉秀雄植物図集
  • 籾山泰一先生論文集
  • 私の研究履歴書-昭和植物学60年を歩む- [林孝三]
  • 命あるかぎり-花と樹と人と-見明長門追悼集
  • 中尾佐助文献・資料目録
  • 牧野晩成
  • 沼田真・著作総目録
  • 牧野富太郎とマキシモヴィッチ
  • 牧野富太郎著・植物一家言
  • 誰がスーリエを殺したか1
  • 展望河口慧海論
  • 「イチョウ精子発見」の検証
  • 牧野富太郎植物採集行動録
  • 大雪山の父・小泉秀雄
  • 大場秀章著作選Ⅰ
  • 大場秀章著作選Ⅱ
  • 小原敬先生著作集
  • 植物文化人物事典
  • 清末忠人研究集録
  • 自然と教育を語る
文化
  • 現代文明ふたつの源流
  • 栽培植物の起源と伝播
  • 江戸時代中期における諸藩の農作物
  • 日本の植物園
  • アジアの花食文化
  • いのちある野の花
  • 江戸参府随行記
  • ボタニカルモンキー
  • 菌類認識史資料
  • 植物学と植物画
  • 黒船が持ち帰った植物たち
  • 日本植物研究の歴史
  • 植物園の話
  • バラの誕生
  • 絵で見る伝統園芸植物と文化
  • 江戸の植物学
  • 現代いけばな花材事典
  • 花の男シーボルト
  • サラダ野菜の植物史
  • すしネタの自然史
  • シーボルト日本植物誌 文庫版
地域・フロラ
  • 環境アセスメントのための北海道高等植物目録Ⅳ
  • 宮城県植物目録 2000
  • 秋田県植物分布図
  • 秋田県植物分布図第2版
  • 茨城県植物誌
  • とちぎの植物Ⅰ,Ⅱ
  • 日光杉並木街道の植物
  • 渡良瀬川支流山塊の高等植物 類似植物の見分け方ハンドブック
  • 渡良瀬川支流山塊の高等植物
  • 群馬の里山の植物
  • 群馬県タケ・ササ類植物誌
  • 群馬県植物誌改訂版
  • 館林市の植物
  • 尾瀬を守る
  • 1998年版埼玉県植物誌
  • さいたまレッドデータブック
  • 千葉県植物誌
  • 千葉県の自然誌
  • 富里の植物
  • 続江東区の野草
  • 小笠原植物図譜
  • 神奈川県植物誌分布図集
  • 横浜の植物
  • Yato横浜 新治の自然誌
  • 箱根の樹木
  • 新潟県植物分布図集第6集
  • 新潟県植物分布図集第7集
  • 新潟県植物分布図集第10集
  • 新潟県植物分布図集第1-10集登載植物および索引
  • 石川県樹木分布図集
  • 加賀能登の植物図譜
  • 金沢大学薬学部付属薬用植物園所蔵標本目録 白山の植物
  • 信州のシダ
  • 長野県の植生
  • 長野県植物研究会誌第20号
  • 長野県版レッドデータブック維管束植物編
  • 長野県植物ハンドブック
  • 伊部谷の植物
  • 植物への挽歌
  • しなの帰化植物図鑑
  • 37人が語るわが心の軽井沢1911-1945
  • 近畿地方の保護上重要な植物
  • 改訂・近畿地方の保護上重要な植物
  • 近畿地方植物誌
  • 高山市の植物
  • 改定三重県帰化植物誌
  • 兵庫県の樹木誌
  • ひょうごの野生植物
  • 播磨の植物
  • 平成元年度箕面川ダム自然回復工事の効果調査報告
  • 六甲山地の植物誌
  • 淡路島の植物誌
  • 奈良公園の植物
  • 岡山県スゲ科植物図譜
  • 広島県文化百選 花と木編
  • 広島市の動植物
  • 山口県の植物方言集覧
  • 山口県の巨樹資料
  • 徳島県野草図鑑〈下〉
  • えひめの木の名の由来
  • 福岡県植物目録 第2巻
  • 熊本の野草〈上〉〈下〉
  • 熊本の木と花
  • 鹿児島県の植物図鑑
  • 改訂鹿児島県植物目録
  • 沖縄植物野外活用図鑑全6巻
  • 沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物
  • 琉球列島維管束植物集覧
  • 孤島の生物たち-ガラバゴスと小笠原
  • ブラジル産薬用植物事典
  • キナバル山の植物
  • 韓国産松柏類
  • 韓国植物検索便覚
  • 韓国植物分類学史概説
  • 中国人民共和国植被図
  • 中国天山の植物
  • 雲南の植物
  • 雲南の植物
  • 東北葯用植物
  • ヒマラヤの自然誌
  • ヒマラヤ植物大図鑑
  • ネパール研究ガイト
  • スイスアルプスの植物
調べる
<環境>
  • 屋久島原生自然環境保全地域調査報告書
  • 昭和63年度レアメタル賦存状況調査報告書
  • 帰化植物のはなし
  • レッドデータプランツ
  • 植物からの警告・生物多様性の自然史
  • エコロジーガイド・ウェットランドの自然
  • 植物群落レッドデータブック
  • 日本森林紀行
  • 温暖化に追われる生き物たち
  • 水生シダは生きる
  • 侵略とかく乱のはてに
  • 各都道府県別の植物自然史研究の現状
  • 日本の絶滅危惧植物図譜
  • 絶滅危惧植物図鑑レッドデータプランツ
<種類>
  • 新しい植物検索法 離弁花類編
  • 日本タケ科植物総目録
  • 新しい植物検索法 合弁花類篇
  • 北日本産樹木図集
  • 動植物目録
  • 日本件名図書目録⑨ 動・植物関係
  • 山野草植物図鑑
  • 植物目録
  • 日本の高山植物
  • 世界の針葉樹
  • 検索入門樹木
  • 葉による野生植物の検索図鑑
  • 英語表現べからず辞典
  • 日本イネ科植物図譜
  • 改訂増補 牧野日本植物図鑑
  • 日本の自生蘭
  • 北本州産高等植物チェックリスト
  • 日本水草図鑑
  • 日本草本植物根系図説
  • 日本のスミレ
  • 日本で育つ熱帯花木植栽事典
  • 植物の系統
  • 日本タケ科植物図譜
  • 日本の野生植物 コケ
  • 日本花名鑑1
  • 樹に咲く花 合弁花 単子葉 裸子植物
  • 高山に咲く花
  • 日本花名鑑2
  • 日本の帰化植物
  • ツバキとサクラ
  • カエデの本
  • 新日本の桜
  • 日本のスゲ
  • 日本の野菊
  • 日本花名鑑4
  • 日本海草図譜
<観察>
  • 花と昆虫
  • 樹木
  • 平行植物
  • 描く・植物スケッチ
  • 植物観察入門
  • 野草 1-15巻+別巻
  • 折々草
  • みどりの香り 青葉アルコールの秘密
  • 誰がために花は咲く
  • 草花の観察「すみれ」
  • 人に踏まれて強くなる雑草学入門
  • 花生態学入門 花にひめられたなぞを解くために
  • ブナ林の自然誌
  • 原寸イラストによる落葉図鑑
  • 人里の自然
  • 虫こぶ入門
  • 森のシナリオ
  • シダ植物の自然史
  • 花と昆虫がつくる自然
  • 文明が育てた植物たち
  • 雑草の自然史
  • セコイアの森
  • 植物の私生活
  • ツリーウォッチング入門
  • 根も葉もある植物談義
  • 花の観察学入門
  • 野の花山の花
  • ため池の自然
  • 花と昆虫 不思議なだましあい発見記
  • 道端植物園
  • タンポポとカワラノギク
  • どんぐりの図鑑
  • 植物のかたち
  • せいたかだいおう-ヒマラヤのふしぎなはな
  • コケ類研究の手引き
  • 虫こぶハンドブック
  • 虫こぶ入門
  • ひっつきむしの図鑑
  • 樹木見分けのポイント図鑑, 野草見分けのポイント図鑑
  • 植物生活史図鑑Ⅰ, Ⅱ
  • 絵でわかる植物の世界
  • 「野草」総索引
  • 「野草」植物名総索引 第1巻~第70巻
  • 標本をつくろう
  • わたしの研究 どんぐりの穴のひみつ
  • どんぐり見聞録
  • ほんとの植物観察, 続ほんとの植物観察
  • キヨスミウツボの生活
  • 発見!植物の力1~10
  • 帰化植物を楽しむ
  • 花からたねへ
  • 植物と菌類30講
<標本>
  • 自然史関係大学所蔵標本総覧
  • 国立科学博物館蔵書目録和文編
  • デジタルミューゼアム
  • 牧野植物図鑑の謎
  • Systema Naturae 標本は語る
  • 牧野標本館所蔵のシーボルトコレクション
  • 牧野標本館所蔵シーボルトコレクションデータペース CD-ROM版
洋書
  • Manual for Tropical Herbaria, Regnum Vegetabile
  • The Asiatic Species of Osbeckia
  • Biological Identification with Computers
  • A Geographical Atlas of World Weeds
  • Neo-lineamenta Florae Manshuricae
  • Atlas of Seeds Part 3
  • Alpine Flora of Kashmir Himalaya
  • Botticelli's Primavera
  • Index to Specimens Filed in the New York Botanical Garden Vascular Plant Type Herbarium
  • Elsvier's Dictionary of Trees and Shrubs
  • Medicinal Plants in Tropical West Africa
  • Fodder Trees and Tree Fodder in Nepal
  • Nepal Himalaya, Geo-ecological Perspectives
  • Leaf Venation Patterns
  • Development amid Environmental and Cultural Preservation
  • The Lilies of China
  • Kew Index for 1986
  • Catalog of Moss Specimens from Antarctica and Adjacent Regions
  • The mountains of Central Asia
  • Trees of the southeastern United States
  • A New Key to Wild Flowers
  • Flora of upper Lidder Valleys of Kashmir Himalaya
  • Systematic Studies in Polygonaceae of Kashmir Himalaya Vol.1
  • Flowers of the Himalaya, a Supplement
  • Plant Taxonomy and Biosystematics, 2nd ed.
  • Plant Evolutionary Biology
  • Lilacs, the Genus Syringa
  • Ornamental Rainforest Plants in Australia
  • Forest Plants of Nepal
  • Plant Taxonomy, the Systematic Evaluation of Comparative Data
  • Woody plants
  • The Evolutionary Ecology of Plants
  • The Forest Carpet
  • Cryptogams of the Himalayas Vol.2., Central and Eastern Nepal.
  • Pattern Formation in Plant Tissues
  • Plant Genetic Resources of Ethiopia
  • Leaf Architecture of the Woody Dicotyledons from Tropical and Subtropical China
  • Palaeoethnobotany
  • A Bibliograpby of the Plant Science of Nepal
  • C.P. Thunberg's Drawings of Japanese Plants
  • Temperate Bamboo Quarterly 2
  • Index of Geogrphical Names of Nepal
  • A Revision of the Genus Rhododendron in Japan, Taiwan, Korea and Sakhalin
  • A Bibliography of the Plant Science of Nepal. Sipplement 1
  • The Iceman and His Environment, Palaeobotanical Results
  • The Cambridge Illustrated Glossary of Botanical Terms
  • Handbook of Ayurvedic Medicinal Plants
  • Ethnobotany of Nepal
  • Himalayan Botany in the Twentieth and Twenty-first Centuries
  • Meristematic Tissues in Plant Growth and Development
  • Proceedings of Nepal-Japan Joint Symposium on Conservation and Utilization of Himalayan Medicinal Resources
  • The Orchids of Bhutan
  • Beautiful Orchids of Nepal

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