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第4章 植栽設計資料篇:Ⅴ 熱帯花木が見られる世界の植物園ガイド

※ 各施設の情報は刊行当時のものです。

F●ハワイ

079 ワイメア樹木園(Waimea Arboretum & Botanical Garden)
オアフ島/ハレイワ
59-864 Khamehameha Highway Haleiwa, HI 96712
ワイキキホテル他4カ所より無料シャトルバスサービス有り
その他ホノルルシティバスはエントランスに停車
10:00~17:30
無休
入園料 大人19.95ドル
1973年創立の私営の植物園。1800エーカーを誇るレクリエーションパークであるワイメア・フォールスパークの一部にある。面積40haに園芸品種も含めると7,000種を収集保存している。来園者は年間80万人といい、熱帯植物ファン必見の植物園である。主なコレクションとしてはデイコ、サトイモ科植物、ユリ、ヒガンバナ科植物(主としてハマユウ属)、ハワイの固有種、日本の小笠原諸島の固有種、ヤシ、ショウガ、ヘリコニア、バショウ、マスカレン諸島の植物、ハワイ自生のハイビスカスの原種と改良種、コショウ、バウヒニア、ブロメリアなどの仲間、そして太平洋諸島の特産種など。また、ハワイ固有の植物で絶滅の危機に瀕した植物の保護も行っている。中でも、系統だった小笠原諸島のコレクションがここハワイの植物園で見られることは嬉しい。本書の執筆協力者のキースさんは、ここのオーナーであり、植物主任研究員でもある。
(海抜30~300m、年間降雨量 1,778mm)
080 アラモアナ公園(Ala Moana Beach Park)
オアフ島/ホノルル
1201 Ala Moana Boulevard
市内ワイキキから8、19、20番バス
無料
アラモアナのショッピングセンターと道1つ隔てた所にある。広々とした77エーカーの敷地の中にレインツリー(サマネア・サマン)が大きく傘状に枝を広げ、ガジュマルの類やヤシ、バオバブ、デイコなどの樹木が植えられている。ふだんは人影は少なく閑散としているので植物観察には都合がよい。にぎやかなショッピング街の隣に静かな所があるのは意外だ。ビーチバレー・コート、テニスコートなどが完備されており、ジョギングのメッカでもある。
081 カピオラニ公園(Kapiolani Park)
オアフ島/ホノルル
市内
無料
創立は1877年。ワイキキの浜に続く海浜に接した公園。ワイキキ水族館が通りを隔てたところにある。芝生の間のあちこちに傘状のベンガルボダイジュやヤシの類が葉を広げ、ハイビスカスやブーゲンヴィレアなどのさまざまな品種が咲いている。水族館やフラダンスのショー、スポーツ施設などもあり、大勢の人でにぎわっている。ホノルル動物園もこの公園内にある。
082 パラダイスパーク(Paradise Park)
オアフ島/ホノルル
3737 Manoa Road Honolulu, HI 96882
アラモアナから5番バス
車/ワイキキからカピオラニ通り経由でユニバーシティ通りへ。
ハワイ大学を超え1.5マイルの五叉路を右折、マノア通りへ入り、約1マイル。看板有り
10:00~17:00
(休)クリスマス
入園料 大人13.95ドル
ホノルル郊外マノア渓谷の一角にあるバード・パーク。日本風、中国風庭園もある。バウヒニアの仲間、レッド・ジンジャーやパピルスの茂る間に、色とりどりのフラミンゴやオウムが遊んでいる。一部には自然の植生も残されている。一日4回バード・ショーが開かれる(10:30、13:15、14:45、16:00)。
(年間降雨量 4,000~5,000mm)
083 フォスターガーデン(ホノルル・ボタニック・ガーデンズ)(Fostar Botanical GardenHonolulu Botanical Gardens
オアフ島/ホノルル
50 North Vineyard Boulevard Honolulu, HI 96817
ワイキキから4番バス 車ではベタレニア通り経由でダウンタウンへ。
ヌウアヌ通りを左折、さらに2本目のビンヤード通りに左折
9:00~16:00
(休)日祭、正月とクリスマス
入園料 5ドル
1930年創立で市営。わずか8haの敷地内だが、約5,000と植物の種類が多いのでじっくり観察する時間がほしい。樹齢100年以上といわれる巨大なバニアン・ツリーがうっそうと茂り、都会のジャングル気分。キャノンボール・ツリーはみものである。
コショウ、ニッケイなど有用植物も多い。コレクションとしては、サトイモ科植物、ヤシ、サボテン、ヘリコニア、マランタ、ラン、ソテツ、ショウガの仲間などが有名。ワイキキ方面からはやや遠いのが難だが、時間があれば訪れてみたい所。ハワイ固有の植物や絶滅に瀕している植物の保護増殖も行っている。ガイドツアーが月~金の13:00から行われている。
(海抜44~304m、年間降雨量 190mm)
084 ライオン・アーボレータム(Harold L. Lyon Arboretum)
オアフ島/ホノルル
3860 Manoa Road Honolulu, Hawaii 96822-1180
市の北方マノア渓谷
9:00~15:00
(休)日、祝日
無料
ハワイを代表する植物園。1918年ハワイ製糖が創設、その後はハワイ大学に所属している。園内は広く58haの敷地に世界の熱帯植物とハワイ特産植物が豊富に見られ、植物愛好家にとって必見の施設になっている。この施設は来園者サービスが徹底している点でも有名で、園の運営には特別につくられた協会があたり、教育、行事、頒布事業などユニークな全活動を協会員のボランティアで行っている。園の保存植物は約8,500種といわれ、恵まれた環境でその植物もとてもよく育っている。世界中のヤシが見られるほか、フィクス、コロカシア、アリセマ、ヘリコニア、マランタ、コルデリネなどのコレクションが充実している。また、標本館には10,000点もの標本が納められている。この園の近くには植物園の発展に貢献した3人の名前を冠した記念庭園があり、時間があればぜひ足をのばしたい。無料ガイドツアーにも参加できる(毎月第1金曜日、第3水曜日の13:00~14:30、第3土曜日の10:00~11:30に開催、予約要)。
(海抜 170~500m、年間降雨量 762mm)
085 ワヒアワ植物園(Wahiawa Botanical GardenHonolulu Botanical Gardens
オアフ島/ワヒアワ
1396 California Avenue Wahiawa, HI 96786
アラモアナ・ショッピングセンターよりWAHIAWA行のバスに乗り、CALIFORNIA Ave.の途中で下車
9:00~16:00
(休)クリスマス、正月
無料
1920年創立。27エーカーの敷地内に珍しい熱帯の植物がたくさん植えられている。ハワイの中では涼しいほうなので、沖縄の桜カンヒザクラ(寒緋桜)の花が2月頃に見られる。観光客の姿はほとんど見られず、地域の人々の憩いの場となっている。ホノルルボタニカルガーデンズはこのワヒアワ植物園の他に、下記のような植物園があり、密接な関連をもって運営されている。(開園時間、休日、料金は同上)
  • フォーマウヒア植物園(Ho'omaluhia Botanical Garden): オアフ島の東端 Luluku Rd, Kane ohe Hawaii 96744, 200エーカー、ガイドツアーは土10:00~、日13:00~。
  • ココクレーター植物園(Koko Crater Botanic Garden): クレーター内に広がる400エーカーの植物園。ここは特に気温が高く乾燥した気候下にあり、アフリカの植物、サボテン、アロエ、ユーフォルビア、アデニウム、プルメリアの園芸品種、固有のエリスリナ、ヤシなどの植物が多く見られる。
  • ロイカロ植物園(Lo'i Kalo Botanic Garden)
086 オルプアガーデン(Olu Pua Botanical Gardens of Plantation)
カウアイ島/カラヘオ
Kalaheo, HI 96741
リフェ空港から国道50号線を西に進みカラベオの西1マイル地点を右折して0.5マイル
9:30~14:30
無休
入園料 12ドル
旧プランテーションのオーナー C.W.Dickey氏邸と庭園を公開したユニークな植物園。ヘリコニア、ラン、プルメリア等多くの熱帯植物が見られる。約1時間のガイドツアーが9:30から14:30まで1時間毎にある。
087 国立熱帯植物園(National Tropical Botanical Garden)
カウアイ島/リフェ
Lawa'i, HI 96765
リフェ空港から国道50号を西に更に520号線を左折したポイプの手前潮吹き公園 (Spouting Horn Park)から
シャトルバスで30分 - 9:00、10:00、11:30、14:00の4回運行。 要予約。
9:00~16:00
(休)火
入園料 25ドル(シャトルバスと、1時間半のガイドツアー料金を含む。要予約)
ラワイ渓谷に沿って開けた252エーカーのラワイガーデン(Lawai Garden)と隣接する、100エーカーのアラートンガーデン(Allerton Garden)の一部もガイドツアーで公開されているが、殆んどは研究設備として未公開である。映画ジュラシックパークの撮影地にもなったこのガーデンは、広大そのもので、ジャングルの中に世界各地からの熱帯植物がコレクションされている。尚、カウアイ島北部にあるリマフリガーデン(Limahuli Garden)の一部も公開されており(15.00ドル)予約が必要である。
088 ハイクガーデン(Haiku Garden)
オアフ島/カネオベから車で8分
8:30~17:30
(休)月
無料
ホノルルから山越えして反対側にある。広い敷地に多くの種類を植栽した庭園がある。鳥たちがたくさん集まるのも自然が豊かなためであろうか。ビューポイントからは、海に浮かぶ船や街並みが見下ろせる。
089 ハワイ熱帯植物園(Hawaii Tropical Botanical Garden)
ハワイ島/ヒロ
RR 143A Papaikou, HI 96781
ヒロ空港より国道17号をヒロ湾に沿い北上約7マイル、シーニックルートに入り1.5マイル
8:30~17:30
無休
入園料 大人12ドル
オノメア湾を囲む自然のジャングルの中に約2,000種の熱帯植物が見られる。池、海、山道、滝など、園路は起伏と景観に富む。ギフトショップも充実しており、熱帯植物に関する文献、ハワイのアーティストたちによるリトグラフやランドスケープ関係の文献も手に入る。またメイルオーダーでのトロピカルフラワーの販売も受け付けている。
090 ナニ・マウガーデン(Nani Mau Gardens)
ハワイ島/ヒロ
421 Maklika Street Hiro, HI 96720-5899
ヒロ空港より国道11号線を3マイル南下、マカリカ通りを左折して0.7マイル
8:00~17:00
無休
入園料 7.5ドル
20エーカーの園内はトラムも走り、2,000種の熱帯植物が見られる。アマースティアやパナマ・フレームトリーなども見られる。
091 クラ植物園(Kula Botanical Gardens)
マウイ島
Rt. 377 Kekaulike Ave. Kula, HI 96790
ハレアカラ山の麓
9:00~16:00
無休
入園料 大人4ドル
ハレアカラ山の麓にあり、5エーカーの敷地内にはランなどのカラフルな花が咲き乱れるなか、池の周りやベンチなどで休むこともでき、憩いの場としても人気がある。さまざまな種類の熱帯植物がコレクションされており、プロテアや、ハワイに自生する有毒植物、クラ特有の植物などが珍しい。近くには、プロテアを栽培している農家もあり、希望すれば見学させてくれる。
092 トロピカル・ガーデン(Tropical Gardens of Maui)
マウイ島/イアオ
カフルイ空港から32号線を約20分 イアオ渓谷(Iao Valley)
9:00~17:00
(休)日
入園 3ドル
私営の植物園。降雨量の多い立地が生かされて、ジンジャー、ヘリコニア、ヤシ、ランなどの熱帯性植物が多い。
093 エンチャンティング・フローラル・ガーデン(Enchanting Floral Gardens of Kula)
マウイ島/クラ
Highway 37 RR1, Kura, HI 96790
カフルイ空港から車で25分、国道37号線、10マイル標識の向い
9:00~17:00
無休
入園料 5ドル
ハレアカラ休火山の西山麓クラ高原の中心にある私営の植物園。オーナーは日本で活躍した園芸家、武田和男さん。武田ご夫妻が一つひとつの植物を心をこめて植栽した、花いっぱいのフローラル・ガーデンだ。山の広がりと海の眺望をバックにした8エーカーの園内では、熱帯・ 亜熱帯性の花木、果樹、多年草、プロテア、バンクシアを含む1500余種のコレクションが自然風植栽で観賞できる。セルフガイドツアーにも申し込める(大人4ドル)。
(海抜800m 年間降雨量300mmの地中海性気候)

『日本で育つ熱帯花木植栽事典』コンテンツ一覧▼ 目次(青字)をクリックすると、各文をご覧いただけます

はじめに/謝辞

第3章 概説篇《植栽設計のための基礎知識》

Ⅰ 熱帯花木を観察する
熱帯とは
  • 熱帯とは何処でしょう
  • 亜熱帯とは何処でしょう
  • 熱帯の花は何時咲く?
  • 雨季と乾季のある一年
  • 暖帯の中の9a、9b地帯
熱帯の気候と植生
  • 気候と植物の関係
  • 6つの熱帯植生気候
熱帯の景観を構成する樹々
  • “この木なんの木”の正体
  • マストツリーやジャックフルーツの樹とは
熱帯花木の代表樹
  • ジャカランダやカエンボクなど
ローカルな熱帯花木
  • アンサナやギョボクの樹を知っていますか
  • ハワイの名花、オヒアレフア
日本の熱帯花木
  • ゲッキツやサンタンカが咲く島・沖縄
  • タコノキ、マルハチの生える島・小笠原
Ⅱ 熱帯花木を育てる
植物の分布や成育状態と適応性
  • どんな目安をつければよいか
  • インベーダーに注意-栽培分布-
寒さや暑さにどれだけ耐えられるか
  • 寒さによる障害
  • 建物周辺は好条件
  • 葉枯れ状態は赤信号
  • 夏の高温多湿による障害
  • 気候の温暖化について-特に都市空間では-
植物の年齢による違い
  • 接木・挿木苗はすぐに咲く?
  • 大きな株は寒さに強い
開花習性とその調節
  • 「日長」による開花のちがい
  • 花をつけない・咲かないのはなぜ
  • 返り咲き
地下部の環境
  • 赤い土、ラテライト
  • よい土地の条件
  • どうしたら地温を保てるか
  • 防寒対策として
生育の状態と潅水・施肥
  • たくさんの花を咲かせるには
  • 葉の大きい植物を育てるコツ
  • 潮風との関係
繁殖について
  • 種子から育てる
  • 挿木で繁殖した壷植物は膨れない
温・暖帯域での栽培
  • 鉢植えでの栽培
  • 温室・アトリウムでの栽培
  • 戸外での栽培
Ⅲ 熱帯花木を選ぶ
沖縄の県木、デイコも帰化植物
沖縄とシンガポール
沖縄に雪や霰が降った時の話
一番の曲者は季節風
デイコ 落葉・開花はいつ
アメリカデイコ 1年じゅう花が咲く
落葉性の熱帯花木は寒さに強い
ハイビスカス 真夏の東京はハワイより暑い
フヨウ 低木から多年草に変化

第4章 植栽設計資料篇

Ⅳ 熱帯花木関連の植物導入年表(江戸末期まで)
解説
Ⅴ 熱帯花木が見られる世界の植物園ガイド
熱帯花木が見られる世界の植物園・地図索引
(001~116)
A●アフリカ
  • エジプト
  • カナリア諸島(スペイン)
  • ケニア
  • セーシェル
  • マダガスカル
  • モーリシャス
  • 南アフリカ共和国
B●アジア
  • インド
  • インドネシア
  • シンガポール
  • スリランカ
  • タイ
  • ネパール
  • パキスタン
  • フィリピン
  • マレーシア
  • ミャンマー
  • 台湾
  • 中国
C●オーストラリア
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
D●ヨーロッパ
  • スペイン
  • モナコ
E●北アメリカ
  • アメリカ
F●ハワイ
  • ハワイ
G●オセアニア
  • サイパン島
  • タヒチ島(フランス領)
  • ニューカレドニア島(フランス領)
  • パプアニューギニア
  • フィジー
  • ミクロネシア連邦
H●中米・カリブ海
  • キューバ
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